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第1話 泣いてる君に傘をさしてあげたい
君が泣いている
誰にも知られないように 一人ぼっちで
悲しいのは どうして?
聞きたくても 傍に寄る事ができない
勇気がない 意気地なし
そんな自分が情けなくて
誰かが勇気を分けてくれたら
変われ 変われ
いま ここにほんの少しの勇気が湧いたなら
きっと似た者同士だから気にかかったんだ
どうにも放っておけなくて
でも涙の雨に傘をさすほどいい人にはなれなくて
途方にくれるばかりの僕
泣いてばかりの君
「ストーリー」
バス停で偶然見つけたんだ。
泣いてばかりいる君の姿を。
そんな君の姿が目にとまってしまったから……。