表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
spiral  作者:  いいちこ
7/18

第二章 死神の娘



その村には死神の娘がいた。




娘は村人に酷く恐れられて――――



―――




「ねぇカノ―――ン」

「何――」


「この村やけに静かでな―――い?」

「そッすね―――」



ていうか本当に静かだ。

人がいない。


特に建物は荒れてないし―――。

電気付いてるし、人影あるし――。


なのになんでこんなに静かなんだろう?



「ん。人いるぞ」

「え、まじでー」


カノンの指さす方を見て目を細める。

だってあたし目、悪いもん。

と、なんかぼんやりと人影のようなものが・・



「あ、いるね」

「だろ?」


ていうかこの村、村のようで村じゃないな。村のくせしてなんかお洒落―――

自然、ないし。




「こ――んにっちわ―――」

「えぇ?そこで声かけちゃう!?」


「かけちゃう」

大胆ねー。

するとぼんやりした影だったものがだんだんとはっきりしてきた。

女の子かな?髪長くて背が低い。


んん?走ってきてるぞ? 何故に?


――――あ、転んだ。






「だ、大丈夫?」

距離10Mほどになったところで声をかけた。


「え?何がですか?」

「何って転ん―――あれ?」

女の子は怪我をしていなかった。 服も汚れていなかった。


やっぱ私の目が悪いからかな?




「っておい俺無視かよ」

カノンが割って入る。



「ヶ、下等生物が」


「んなっ?」


女の子がとんでもない事を言った気がする。

幻聴かな?最近多いなぁ。



第二章突入で――す。

仮に読者さんがいるとして、皆さんにはこの娘さんが誰か分かっていることでしょ―――う。多分。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ