表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
spiral  作者:  いいちこ
18/18

05

寂しかった





そういつもと違う様子で呟くカノン。




私は何故か、涙を流して、 「私も、」と、呟いた。










ねえだって、   一人は嫌なんだ、



だから必死で、君を探したんだ。



―――――――――――――――――――――





「おい起きやがれ馬鹿。」


目覚めは最悪、私は重い瞼を抉じ開けた。




「ん?カノンー?なんでいるの?」

カノンがいることが不思議で、問いかける。


「い、いちゃ悪いかよッ」

そう怒鳴るカノンに、「ううん、いてくれよぉー」と笑って返した。



「んなッ…」


微妙に顔を赤くするカノンの頭を撫でて、私は言った。



「ねぇ、    一緒に居てね。             …ずっとは嫌だけど」

「ッてめ、俺だって嫌だよ!」

「んふふ〜、」

カノンがキモいというであろう笑い声をあげて、更にぐしぐしと頭を撫でる。






「約束だよ。約束、だから…」




そう言って勝手にカノンの小指と自分の小指を絡ませた。



「指切断ッ★」



「……え?」



















兎にも角にも、一つの約束。






過去も全部、全部全部、受け止めてあげるから、


どうか本当の事を話して。

傷を隠さないで。

私の過去、そっと受け止めて。




それでそれで、これからも同じように、接して下さい。

それでそれで、これからも一緒に、旅を続けていきましょう、

とりあえずこの章は終了です!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ