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spiral  作者:  いいちこ
17/18

04

だって約束なんて、してないんだ。




―――――――――――――――――





「どうしよう…」

カノンがいなくなって三日目、流石にアリスは不安になっていた。


探すべきか、

待つべきか、








嗚呼でもやっぱり、

「ひとりは嫌……」





いつまで待てばいいの?

この不安を早くなくしたいの。





だから、




「探しに行こう。」





―――――――――――――――――――――




俺はただぼんやりと空を眺めていた。



俺の名前は、




俺の名前は、     カノンだ。



アリスがくれた名前だ、


だから俺は、アリスについていこうと思ったんだ。





だって約束なんて、してないんだ。

一緒に旅をするとか、


そんなの、もしかしたら明日には違う道を歩んでいるかもしれないんだ。




待ってても来ると決まったわけじゃないんだ、


探してもアリスはもう別の場所にいっているかもしれないんだ、






俺にはなにもないんだ。




――――なにも、   ないんだ。





閉じ込めていた過去の記憶を思い出してしまった。

今更、涙が出てくる。

傷痕は隠したんだ、

隠したつもりだったんだ、





なあ なんで、  こんなに悲しいんだ?




「あれれ〜? 泣いてる、もしかして泣いちゃってる?」


感傷に浸っていた時、どこか懐かしい声がした。

顔を上げればアリスの顔、俺は慌てて涙を拭いた。


「あ、アレ? アリスさんがいなくて寂しかったとか? へぇ、へえ〜、私は全然寂しくなかったけどね!!」


いつもなら言い返すところ、けれど俺はぼんやりとアリスを見つめていた。


「ん、どーかしたかい?」

怪しげな顔をして更に顔を近づけるアリス、  俺は飛びついた。


「へぎゃあッ」


可愛くない悲鳴をあげてアリスが倒れかける。


「ちょっと何すんの、」


そんな言葉を無視して、俺は呟いた。




「寂しかった……」







お久しぶりです!

とりあえず、駄文ですいませんorz

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