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spiral  作者:  いいちこ
13/18

第三章 過去

【ごめんねぇ…】



スーの声は私に過去を思い出させた。



―――――――――――――――――



「ごめんねぇ…」

いきなりママが謝ってきて、私は驚いた。


「シア、許してね・・・」

何を許してと言っているのか、何故いつも明るいママがこんな悲しい顔をしているのか、私は何を言えばいいのか、分からなかった。


「だからお願い。ママの為に」


息が苦しい。

首が締め付けられる。


私は信じていたのに。

ずっと、信じていたのに。



なんで、ここで。


今、私が。


ママに、殺されなきゃいけないんだろう。





結局私は生きたかったのだ。



だから、ママを。




―――――――――――――――――



叩き起こされる。

眠いわ。

とてつもなく。


目の前にある顔を見る。


勿論カノンさんがいらっしゃいますね。



「死んでしまえ―――!」


「なんでだよ!」




―――――――――――――――――




アリスが何かをつぶやいている。

夢を見ているようだ。

怖い夢のようで うなされている。


俺はとりあえずアリスに起きろと声をかける。

―――起きない。


ゆする。

―――起きない。


優しく叩く。

―――起きない。


強めに叩く。

―――やっと起きた。



起きた途端アリスは叫んだ。

「死んでしまえ―――!」


「なんでだよ!」


俺はお前のために起こしたのに!

酷いぞ それは傷つくぞ?









第三章突入―――♪

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