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しるし2(詩集)

狭間的な感覚

作者: さゆみ



雨は止もうか降ろうか迷うのだろうか

夜はあけるのかあけないのか躊躇わないのか

雨の抜け殻が零れていた


アブストラクトな時間

眠ろうか目覚めるのか

もう一度眠ろうか


風が一瞬止まってしまった

寒くもなく暑くもなく

ふわふわしている


静と動の間のいく場所

やるべきことはあってなくて

自由も制約も消えて


ここに在ることも

ここに無いことも

必要としない


月は雨の抜け殻をすくわない

濡れた夜を照らしている

否定も肯定もしないで


何も克服はできないままに

夜はあけてしまうなら

湧き立つ雲はカチカチ(こわ)


太陽は雨の抜け殻をひろう

至福の輝きを保ったまま

迷うこともしないで


月でも太陽でもない星は

何をすくう 何を照らす

月でも太陽でもない星は

この星は 何を為す






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