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異世界のハーレム主  作者: ポリみや
第1幕 異世界のハーレム事情
2/18

新田誠也について

初投稿です。

お手柔らかにお願いします。

 突然だが、みなさんには彼女がいるだろうか。

いや、人生で一度でも彼女がいたことがあるだろうか。


新田誠也(にったせいや)には彼女がいない。いや、人生で一度も彼女がいたことがない。


小学校では運動会のクラス対抗リレーで、アンカーを務めた。

中学校では陸上部に所属し、エースとして全国大会に出場したこともある。

高校一年では、名門私立高校に主席入学、そのまま主席の座をキープすることができた。

一般に小学校、中学の頃は足が速いとモテる。しかし、高校、大学と大人になるにつれて今度は、頭が良いやつがモテはじめる。つまりスポーツができて頭が良ければ夢のモテ生活が送れているはずなのだ。


何が言いたいのか。それは・・・

「なせ俺は、モテないんだ~」

春の暖かな陽気が心地よい、しかし通学ラッシュのためか人の多い通学路で誠也は叫んだ。周囲の学生は誠也の叫びにびっくりし歩みを止めたが、叫び主の姿を認めると慣れたものとすぐに歩きを再開する。しかし、ひとりだけ誠也の行動を注意している女の子がいた。


「誠也君、そういうのをやめてって言ってるでしょ」


眉を吊り上げムッとした表情を浮かべている女の子。誠也とは幼稚園の時からの付き合いのあるいわゆる幼馴染であるが長い茶髪をポニーテールにまとめ、若々しいはつらつとした表情と年の割に育った胸が魅力的な女の子である。


「そうは言うけどな、なぜ俺がモテないのか・・・。考えても考えてもよくわからないんだ」


誠也は難しい顔をしながら立ち止まり考えていた。俺の何がいけないのか。容姿は悪くないと友達から言われる。身長は百七十を超え、低くはないし太ってもいない。顔は標準的な日本人の顔---つまり普通の顔と言われることが多い。知り合いの女の子には優しく接してきたつもりなので、評判も悪くないはずだ。勉強もスポーツもできる。しかしモテない。


「一体、俺の何がいけないのか・・・。遥香、何かわからないか?」


「それは、誠也君みたいな人と付き合いたい人はいないと思うよ。ほら、それより歩き始めないと遅刻しちゃうよ」


少し顔を赤らめながら答えた女の子ーー天海遥香あまみはるかは、止まって考えていた誠也を歩くよう促し、学校の方へ歩いて行った。


「おい、ちょっと待ってくれよ」


誠也も遅刻はまずいので、取りあえずは考えるのをやめ、歩いて行った遥香を追いかけた。






 「女の子はやっぱり、清楚で可憐で料理ができて可愛くて女の子しているべきだ」


誠也は、昼休み中の教室で一緒に昼飯を食べていた友人たちに向かってそう言い切った。それを聞いた友人たちは、呆れたような表情を浮かべながら次々に話を始めた。


「いまどき、おまえの言うような子がいるわけないだろ」


「そうそう、誠也は女の子に夢を見すぎなんだよ」


「一回、ヘルスとか行ってみろ。おまえの夢とか簡単に崩れるぞ」


誠也がモテない理由はこれである。女の子に夢を見すぎなのである。そのため、女の子に求める条件が厳しいと思われてしまっているのだ。夢を見るのは自由だ。しかし、誠也の場合、小学校の頃から女の子に対する夢を公言してきた。そのためそのイメージが定着。現在のようになっている。


「いいだろう。女の子に夢みたって。お前らだってあるだろ。ハーレムとか・・・いろいろ」


誠也はそれに対して反論する。男として生まれたからには叶えたい夢、理想がある。それが誠也の考えだ。



そして、この会話に反応したわけではないが、屋上では誠也についての話をおかずに女の子だけでのランチタイムが始まっていた。

「新田君ってさ、もったいないよね」


「そうだねー、ハーレムとか変なこと言わなければ、モテたと思うのに」


「新田君の言ってる子ってのは、アニメとかドラマに出てくるような、朝起こしにきて、朝ごはん作って一緒に登校して、お昼も手作りの弁当を持ってきて、それで、主人公以外の男には一切興味なくて、純情可憐な乙女ってことでしょ。ハードル高すぎでしょ」


「そこら辺は、どんな感じなの。遥香」


「えっ、えーとね」


ちゃっかり、誠也についての話し合いに混ざっていた遥香は突然話を振られ同様しながらもキチンと答えた。

 

「誠也君に聞いたことがあるんだけど・・・

俺は女の子している子が好きなんだ。料理とか清楚とかは例であって、気が強い女の子も俺は好きだし、もちろん、純情可憐な子も大好きだ。そしてハーレムは男のロマンだろ。

って言ってた」


シーンと静まり返る屋上。これを聞いたグループの皆はこう思っただろう。ただの女好きじゃんと。


誠也はロマンだ、夢だと訳のわからないことを口にすることが多いのだが、ほかの男の人より女の子が大好きで、だから女の子には優しい。そうであると思ってる遥香にはなぜ場が静まったのか分からないのだった。






小説って難しいですね。

一文書くだけで、時間が掛かります。

しかも、考えた割には文章が雑・・・

今後も頑張りますので、感想、指摘よろしくお願いします。

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