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他の誰かと手を繋いで欲しくないので、両肩落としました。
他の人のところへ行って欲しくないので、両脚落としました。
他の人の声を聞いて欲しくないので、両耳潰しました。
それでもまだ動こうとしていたので、
私以外のため動くあなたを見たくないので、
私以外のために動いて欲しくないので、
身体を縛ってみました。
部屋が真っ赤に染まってしまいましたが、模様替えをしたということで、みんな納得してくれるでしょう。
あなたが私と共にいてくれるなら、
私はそれ以上を望みません。
それだけで満足します。
ああ、私ってなんて健気