表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

第3章

森へと進んだエリーたちは、ディール島の魔物に遭遇。

それぞれの技で倒すが、最後の1匹がユリーを狙っていた。

それに気づいたエリーが、ユリーをかばって飛び出し、攻撃を受けてしまう。

「エリー!」

「ユリ―、後ろに魔物がいるわ。気をつけて!!」 と、シンクレアが助言する。


「よくも妹を!! アクア・スティアーサンド!!」

 ユリ―の渾身の一撃で、魔物は消滅する。

「これで、全部片付いたな」

「ええ」

「エリー!! しっかりして!!」

「お姉…さま…」

「ごめんなさいね。 私がもっと注意していればよかった」

 そのユリーの言葉に、エリーは首を振った。

「とりあえず、いったん島に戻ろう。 エリーがその状態ではまともに戦えない」

 フェイルが提案する。

「歩ける?エリー」

「うん…」

 しかし、傷の痛みでフラつく。 その瞬間、ユリーが彼女を支えた。

「エリーは私が支えていくわ。みんな、行きましょう」

 ユリーたちは、アレス島へ戻っていった。



 アレス島。

 レイリアが慌てて飛び出してくる。

「エリー、その傷は!!」

「申し訳ありません。 私をかばってけがをしたのです」

「すぐに手当てをしなければ。ルイザ、お願いします」

「はい。スカイクリスタルよ、私に力を!! ヒーリング・ウインド!!」

 ルイザのヒーリングパワーがエリーの傷を癒していく。

「これで、大丈夫ですね」と、レイリアが笑顔を見せる。

「お姉さま、皆さん…」

「もう大丈夫?」

「ええ。 心配かけてごめんなさい」

「よし、それじゃあ行こうぜ!!」と、ティシア。

「皆さん」

「なんですか? レイリアさま」

「話しておきたいことがあるの。聞いてください」

 7人は、レイリアのそばに集まる。

「ディール島の人々を倒すには、未知なる力・エターナルクリスタルが必要なのです」

「エターナルクリスタル?」

「はい。そのクリスタルを手に入れることができなければ、総帥のルシアを始め、島の人々を封じることは出来ないでしょう」

「それはどこにあるんですか?」

「あなた達のクリスタル・ストーンの力がひとつになったとき、エターナルクリスタルが出現するという言い伝えが残っています。今の私にわかっているのはこれだけです」

「わかりました。教えてくださってありがとうございます。それでは、私たちは行きます」

「皆さん、くれぐれも気をつけてくださいね」

「はい!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ランキングに参加しています。
クリックしていただけると励みになります
HONなび・ランキング

ネット小説ランキング>異世界FTシリアス部門>「ETERNAL CRYSTAL」に投票
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ