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第13章

「エターナル・フェアリー・シャイニング!!」

 エターナルクリスタルの力によって、増幅された攻撃がシルヴィを襲う。

 シルヴィは防御のバリアを張るが、そのバリアさえも跳ね返される。

「なに!? うわあーーっ!!」

 シルヴィの身体が光に包まれた。

「……申し訳…ありません…。ルシア…さま……」

 シルヴィの姿は完全に消え去る。

「勝ったのね。私たち…」

 シルヴィの消滅を見届けたユリーが言った。

「ああ。残りはルシアだけだ! 行くぞ、みんな!!」

「おう!!」

 フェイルの言葉を合図に、エリーたちは王の間へ向かう。


 王の間。

「おのれ…!!」

 怒りに震えるルシアの元へエリーたちがやってくる。

「ルシア! 残りは貴様だけだ!!」と、フェイルが叫ぶ。

「よくも我が側近を! おまえたちだけは許さん!!」

「あなた1人で、何ができるっていうの? もうあなたの仲間は誰一人いないのよ!! おとなしく負けを認めなさい!!」

 ユリーが言い放つ。

「私1人だと…? フフフ ハハハハ」

 ユリーの言葉に対し、ルシアが嘲笑う。

「どういうことだ!?」

「7人の戦士たちよ、こいつを見てもまだそんなことがいえるかな?」

 ルシアは向かい側のドアに合図を送る。

 そのドアが開き、1人の男性が姿をあらわした。

 凍りつくような冷たい瞳。 まるで正気を失っているような表情だったが、エリーとユリーには見覚えがあった。

「そんな…!!」

「どうして…!?」

「どうしたんだ? エリー、ユリー」

 フェイルが心配そうにたずねる。

「パパ…!!」

「お父さま…!!」

 この男性は、2人の父親・ジェイディスだったのだ。

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