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Wissen ist Macht.  作者: Rowun☽


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第1話 潜入任務

どうも、Rowun☽です。


この作品を読みに来てくださりありがとうございます。

今回のお話は、とある任務から始まる物語のはじまりです。


まだまだ序盤なので世界観や人物の雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。

少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


それでは、第1話をどうぞ。

エーベル国、フルト。


朝の空気はまだ冷たく、吐く息がわずかに白くなる。


走り込みを終えたばかりの体から、じんわりと汗が滲んでいた。


ここは俺が所属している軍の基地がある街だ。


「ロム隊長。総統閣下がお呼びです」


背後から声がかかる。


俺は振り返り、軽く息を吐いた。


「……分かった。すぐ行く」


総統――マティアス・ベルネ。


この国の最高指導者だ。


俺はタオルで汗を拭きながら訓練場を後にした。


向かったのは総統の書斎。


重い木製の扉の前で立ち止まり、軽くノックする。


コンコン。


「なんだ?」


「特務機関課・特殊部隊隊長、ロム・ルーカスです」


「おぉ! 入れ!」


「失礼します」


扉を開け、敬礼する。


「朝の日課の途中だっただろう。すまんな」


ベルネ閣下は椅子に腰掛けたまま、楽しそうに笑った。


「いえ、大丈夫です。それで、ご用件は?」


すると彼は、少し口元を歪めた。


「三日後、お前に任務を任せたい」


「任務、ですか」


「ああ。グライス国へ潜入してもらう」


その言葉に、俺の眉がわずかに動いた。


グライス国。


エーベルの敵国だ。


「志願兵として入隊し、内部情報を探ってこい」


「……スパイですか」


「そういうことだ」


ベルネ閣下は楽しそうに笑った。


「先日の会議でな。あちらの連中、やけに強気で挑戦的だった」


つまり――


「少し可愛がってやれ」


その言葉に、俺は小さくため息をついた。


グライス国。


そこには、叔父を殺した連中がいる。


気づけば拳を強く握っていた。


「俺じゃなきゃダメな理由は?」


「お前とナルアが軍で一番演技がうまい。そして戦闘能力も高い」


ベルネ閣下は即答した。


「逆に言えば、お前らしかいない」


「……なるほど」


俺は肩をすくめる。


「まあ断る権利はありませんし。引き受けます」


「おお! さすがロム!」


ベルネ閣下は満足そうに笑った。


「頼んだぞ」


俺は敬礼し、書斎を後にした。


――その三日後。


俺は幼なじみのナルアと共に、敵国グライスへ向かうことになる。

あとがき


第1話を読んでくださりありがとうございました。


ここから少しずつ物語が動き始めていきます。

まだ始まったばかりですが、これからの展開も楽しんでもらえたら嬉しいです。


もしよければ、次の話も読んでいただけると励みになります。


それではまた次のお話で。

またね。

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