パンツとズボンと陰毛
『パンツとズボンと陰毛』
この陰毛というやつは、どうしてズボンのチャックに挟まるのだろうか。
パンツの防御が脆弱なのだろうか。
あれだけまるっと包み込んでおきながらザルなのだろうか。
ではパンツなどはくだけ無駄ではないか。
無駄ではなかった。パンツがないと、陰毛はよりチャックに挟まる。
そりゃそうである。一つの膜もなく危険と隣り合わせなのだから。
自ら挟んでくれと言っているようなものである。
パンツはとりあえずの仕事をしている。
とすると、何が問題か。
ズボンサイドに問題があるのではないか。
上手いこと陰毛を挟むようなデザインになっているのだろう。
でなければここまで挟まらないはずだ。
どうすれば陰毛を挟まないで済むか、簡単だ。
ズボンも履かなければいいのである。
良いわけがない。
ズボンも履かずパンツから陰毛を垂れ流してる輩は変質者だ。
結局ズボンの問題点も妥協しなければならない。ではどうしたら……
そうか、陰毛を剃ればいいのだ。
挟まるものがなければ挟まりようがないのだから。
後日、うっすら生えた陰毛にチクチクと股間が刺激され新しい性癖が生まれたのは、また別の話。




