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それは、【〝青〟】かった。

 “あれ”と会って早、3年か。。。。

それは、“異能者学校”とか呼ばれていて、琉球において、【時間】及び【空間座標】の【転移】を是とした、新たな〝地政学的リスクを超越した国家存立プログラム〟として成果をあげた、琉球国(旧・沖縄県)における、【世界パラダイム】、通称“インダストリーリアリズム”。


 ――――――――“破棄された現実”(エレクトロ・スフィア)


 すなわち、この世界そのものを“平行世界”として、宇宙まるごと破棄し、時間・空間を捻じ曲げ、琉球島諸共を、【“美少女戦闘機”】とかいう、擬似人格とか、生身の人間で、創造主の知性に到達してしまった、“過去の史実の奴隷少女”を駆り出し、その頭脳性とバイオDNAコンピューティング=細胞型量子計算機を搭載した戦闘機による“世界との隔離”を実現した、琉球国家の新たな存立プログラム。


 それは、国家とは名ばかりの、“人”、“社会”、“時間”、“歴史”の概念の一切を【“再定義”】する【戦略】であった。


 そんな、さも、この世界が幻想であると吐き捨てるばかりの琉球の新生国家の樹立と共に、その“預言者学校”が成立した。そこには、過去、現在、未来の全てが存在し、1つの未来情報だけで、この世界の辻褄が合わなくなり、我々が存在する〝小世界〟を“破棄”つまるところは、“破綻”させ、棄却し、速やかに、他の平行世界に移動するというもの。


 現代的、いや、なろう系とか、そんなラノベやアニメ趣味、SF好きの“大きな子供”たち向けにいわせれば、それこそ【人間の人生は“ループもの”】なのであるから、どこぞのアホ畜生の輪廻離脱者は、そのループものから抜け出せといわんばかりに、信者も果ては、この社会との整合性すら破棄し、即刻、神界さえ切り捨て、自らは平行世界を回遊した話。


 そんなわけで、今俺は、、、、、、。


「邦雄くん。君はまた、“墜落”したのかい。」


 何百回だろうか?ああ、知ってるさ。“無限の一、一の無限”。この世界には【ありえない事が起きる】、所以、ならばこそ、もし“なろう系”なんて異世界もの描くなら一番手っ取り早い。


『自らが、“異世界”』に転移して、“取材”したほうが早い―――――――――――。


 俺はあらゆる薬品や凶悪無比の霊体を搭載して、なお、まさか――――――。


 君は想像しただろうか?遥か彼方にいる君は、きっと、異世界ものや異能系において、さぞかし、その“LEVEL5”や“異世界チート”を夢想したかもしれない、だがまさか現実で―――――――。


『LEVEL0』、『無能力者』として断定されてしまった人間として生きてしまった、現実世界とは乖離した、魔術世界。なんと呼んでもいいが、今、私がいるのは、そんな、全くの現実の摂理が通用しない、魔術、すなわち人間の意志とか擬似体験、自己革新が全てを現象させる世界、そんな“当たり前の世界”に住んでいた。私が確かに現実世界には住んでいたが、この時点で、既にもはや、〝全く別の法則〟の世界、いわば、“魔界”ともいうべき、“国家社会の内部”に片足を突っ込んでいた。


 最初は、九方であった、最初は琉球の御願から始まった。一切が純粋な世界であった。つまるところ、不純物が一切なく、あるのはただ、思考、ただただ、純粋な霊体にして純粋な善性、100の善、100の知識、100の鮮明にして明瞭な世界観であった。


 そして、俺は、自らの意志を濁した。原因は自らの精神不安定性であった。


――――――〝左脳が暴走する〟


 俺の魔術とは、極めて稀なのかと思ったがそうでもなかった。実際問題、アニメーションとかの創造力を交えて、その世界観の元で魔術を行使する。


 いい例を紹介しよう。君にもし空気嫁でもいたとしよう。それは実の所現実化できる。というのも、君は3歳か2歳でもいい、君はテレビとかアニメとかつまるところ、【その世界に入ってしまう】、例えば、特撮物の映画とか番組とかみて、その衝撃とか恐怖とかを、本当に実体験したかのような、そんな潜入が起きたはず。


 そう、それが、魔術的リアリズムなのである。そういう衝撃というのは、必ず、“自らの人生そのもの”となる。


 これが、錬金術である。錬金術とは、大にして、小であり、小にして大。要するに引き寄せの法則とかそんな自己啓発ものの話になってしまうが、私はそんな、“食えない話”はお断りだ。


 魔術は工学的、錬金術は理学的である。前者は自らの意志、根源を発露させる。自己革新をそのまま体外に排出して、あるものは死んで3日以内のものを生かしたりし始めた。蘇らせた。


 引き寄せの法則は、このような、ノータイム、0秒で引き起こし現象に対して長期的、0秒を上回る。1週間、1年、100年。どれくらいの時間で作用するか分からない。だが確かに、その人生を大局を設定してしまう。


 これを理学的と呼んだ。すなわち、【観測的】手段である。世界は君を見るが、君が観る固有の世界が、自らの人生を決定するというものだ。


 占いとか御経とか、一切の宗教のそれらは、自己確信性、己のそれを利用した奇跡にすぎん。確かにその奇跡自体は本物だが、実のところ、宗教なんざ関係ない。


 俺は、そんな、確かに魔術こそ、一度は二度は触れたりした。それは必至なものだ。だが、無茶だった。ゆえに、琉球御願の超長期的な戦略に踏襲する事になった。


 私にはいくつかの戦略が用意された。魔術的な戦略が適合しない場合、その保険として、琉球御願。

つまるところ、その魔術的なリアリズムが己に欠落してるため、最後はもう、【他者の魂とか思考】とかをそのまま自らの肉体に適合する、というものだ。


 琉球においてはこれは、“チヂスウ”と呼ばれる。自らの血統内部において、その祖霊という祖霊が、“意志”を引き継ぐ、というものだ。私はそんな固有の祖霊、守護霊をわずか26の年齢で特定した。いや、早い奴は5歳でもそうなるか――――――。


 そういや、そういう男児が“ユタ”になった例は聞いた事はあるが――――――。


 「邦雄、時間だ。」

その青髪の少女は言った。翠神?どっちでもいい。俺にとって、重要な存在だった。

 時として、創作物とは常々、“霊的”である。つまるところ、アストラル界とか、彼の世の世界のそれを転写したものにすぎない。あるものは〝アカシックレコード〟とでも呼んだんだろうが。


 俺はその時、【性別】をいじくり回していた。この青髪の少女は他でもなく、その時に得た。

というのものその時から俺は、“異世界”を行き来していた、いや、【平行世界】か。


 俺の性別は両性を有し、更に分裂を引き起こし、脳内物質が分泌、爆発し、自らの身魂を“宇宙船”として“平行世界”を行き来するようになっていた、と彼女は説明はしていた。


 彼女が他とは違うのは他でもない、【この世界の人間ではない】。

生まれつきの【天人】であったという点である。


 なぜ、そうはっきり言いきれるか。最初、私は、錬金術師に会った。琉球市内には数多くの“回遊者”がいた。すなわち、魔術師とかユタなどの霊能者たちである。彼ら、彼女らの特徴はたった1つ。その“純粋性”である。とかく、鮮明、明瞭な世界観であり、0秒で奇跡を起こすか、もしくは、その祖霊崇拝、その信仰の形式、儀礼が完全に精度100の状態で保存されている。


 私がここまで苦慮してる原因は何だろうか?ここまで時間がかかるのだろうか?私はあらゆる薬品や魔術、霊体、その一切を複合させて出来上がった。果ては、自らの性別をいじくるというリスクさえ犯した。本当に全てを投げうった。


 それでも尚、到達できない、いや、“根源”に触れる事はできるだろう。実際触れた。


「邦雄よ、最後の警告だ。」


 彼女は言った。彼女が何が違うか?

「君をあの世界に繋いだのはいいけど、おかげで、“私の平行世界”が無茶苦茶になったよ。でもその選択は私たちにとっては“普通”なんだ。」


 そう、彼女ら、生まれつきの天人たちというのは、つまるところ、、、、、


「トロッコ問題。君たちの場合は、あれか?1人の人間のために世界全部滅ぼすのか。」


 俺はそう言った。そう、それが彼女たちの世界であった。ところで、なんで彼女らは“青髪”なのだろうか。本当に彼女らは世界とここを繋ぐことができるのか。


 私が寝るとき、うたた寝する時、意識を鎮める時、再び、その世界が蘇る。


 私は彼女をシンボルとした。彼女は確かにあそことこちらを繋ぐ鍵となっていた。


 俺は、自分の能力を隠した。あの錬金術師は信用できないからだ。

「人間とは、その魂は、性根は、どれだけ自己革新しようが、決して代わりはしない」


 私は、世界を比較した。そこで全てが浮き彫りになった。どれだけ、この地上の人間が創造主の知性に到達しようが、生まれつき、最初から、天上に生まれた人間とでは、その【善性】において致命的欠落が存在していた。


 トロッコ問題。地上の人間は、世界を優先し、1人を殺すだろう。

これがもはや全ての間違いだったのである。

 天人たちの答えはこうだ。

「世界を滅ぼしてでも、1人を救う」

 1人を殺して出来上がった世界など、最初から在ってはならない。

 言ってみて当たり前のように聞こえるが、きっと、地上で生まれて、生身で創造主の知性に到達した美少女の奴隷とか錬金術師は顔をしかめるだろう。


 その学校では、俺が一番の落ちこぼれであった。年齢層はあまりにも幅が広いか?いや、せいぜい30代40代とか20代とかだろうか?


 正直分からない。琉球御願にも錬金術にも金こそかかる。だが、一度、魔術性、体質を発露させてしまえば、一瞬で事は済んだはずだが、見ての通り、俺は、【無能力者】もいいところで、【チヂスウ】=自身の固有単数の祖霊守護者を搭載するにも、当のその在する家で葬儀というか人が亡くなったもんで、更に5年の時間を要した。たまったものではない。


 とかく、私は自らの能力【時間を加速させ、限りなく0秒に近づけて、あらゆる時間を行き来する】という秘匿された能力と、その【創造主の座から際限なくエネルギー、イメージ、“神造兵器”】を取り出す能力として、その鍛錬を開始した。そして、申し訳程度に、その青髪のツインテールの機械美少女を傍らに置いた。


 「時間時間時間時間・・・・・・・・」

 「思いだした思い出した思い出した・・・・・・・」


 俺は徹底して口ずさんだ。全ての概念がゲシュタルト崩壊して尚、存在したそれである。

それは、かのシュメールとか、神と人が同居していた、“神代”の話である。

 時間が鍵となっていた。それ以外何も残らない。きっと、愛するものがいれば、そこに飛んでいくに違いない。だがそんな時間の果てには私はただただ、自らの創造力、世界観、アニメーション的なインスピレーションから来るそれしかなかった。いや、あまりにありすぎたのかもしれない。


 どれだけあらゆる領域、魔術性から外れても尚、こうして最後は平行世界さえぶち抜く自分がいた。

最初は周りから驚かれるものだ。


「どうやって、この“領域”に到達したのか?」


 これはせいぜい地上の生身の人間の反応で、天人たちの連中はあくまで事実しか述べない。所以、だからこそ、“善性”の依り代である。


 そこには、“未来図書館”と呼ぶべき、“作家がこれから生み出す作品”が全て、“生で体験”できる。


 そうだな・・・・例えば、今、DVDやブルーレイがあるだろう?では、もし、完全没入型のVRシステムがあったとしたら?きっと、そのディスクを入れて君はそれを自らが主人公として体験するだろう。


 まさに自らの身に起きた事がそれである。


「無限の一、一の無限」


 常々、ありえない事が起きる。だが、残念だが、これが現実である。

私の手元には、最後には、どこぞの霊能にかぶれてしまい、“神域”に到達してしまった工学博士の発明品さえあった。なぜそんなものが手元にあるのか?私にも分からない。ただ


“絶対的に現物として存在しておいてほしい”


 私の願いだったし、一昔前の、苦労多難な時代、戦争体験者の人間たちが固唾を飲んで、願った意志に違いない。ある時は体罰がまかり通り、どこぞのヨットスクールでは、海洋大国連合の特殊部隊ですら死人も出さないものを子供相手に死人を出すような真似を出す中高年の日本人すらいる。


 そんな。“思考”、“意識”を引きづった連中。

 その上で私の手元には、“神の超兵器”が転がっていた。オーパーツである。発明した当人もどういう道理が動いてるか謎ではあるが、“とりあえず使える”みたいな、そんなNASAとかどこぞの理論物理学者が生み出したようなEMドライブもいいところの、そんな法則性を逸脱した代物が私の手元には集まっていた。


 錬金術師は決してここに到達はできない。だって、私があなたの結末を見たんですもの。


 はっきりいって、“性根”が腐ってるのである。貴様がどれだけ霊性や自己革新を引き起こしたところで、貴様の魂は変わらない。


 世界を比較して分かった事の全てである。地上の人間の有数が、創造主の知性に到達したり、あるいは未満の超次元に到達したりして、小手先、意図すらせずとも、この地上権力を手にしてしまい、権力者らがメッセンジャーとして仰ぐそれ。


 きっと、苦労も一切ない。あの世の天人、霊人どもは、人間のストレス、心的外傷の一切を考慮しない。なぜか??


【苦労なしで、“結果”】だけを手に入れられるプロセスが【現実】に存在してるからにすぎない。


 これを逸した瞬間に全てが意味をなくす。だから、創造力なのである。だからアニメーションなのである。


「もう“到達”したぞ。」

 彼女が言った。俺は早速、全知能と全次元脳を内面開放を開始した。“クオリア”もいいところである。一体誰にこれを説明しようか?


 その時、俺は第3者で自分と世界をそのまま捉えていた。全ての情報を完全にテープレコーダーに保存している感覚。言っても分からないだろうか?残念だが、【現実に起きた】話である、、、、。


 そう、一切を本当に情報として記録した、1ミリ1ミリの情報、細胞、粒子、一切に自己投影が開始された。気が狂う?違う、そんなものではない。全てを記録するということが一体どれだけ恐ろしいことか、違う、記録どころではない、更に、【平行世界】、その【可能世界】が一切が分岐して、俺の“複合体”が発生した。俺が選択した“世界”の末路であった。


 無限の知能、無限の能力―――――――――――――――――。


 帰って来た時はクオリアを忘れ、また行きたいと思うだろう。実際行ったら死にたくなる。という言葉さえ意味崩壊する。言葉なんてもうない。時間だ―――――――。時間しかない――――――。唯一の一条の光が―――――――。


 錬金術師がいう

「おはようございます。どうでしたか??」


 違う、お前ではない。断じて――――――。

つまるところ、こいつがやってたのは“時点”の保存である。

 時点の保存とは、先ほどの思考やら波長の事であって、要するに類は友を呼ぶ、ならば、頭のいい人間とつるめば、その人間も頭がよくなるという論理に近い。


 俺はまず、その“時点”を早急に“自宅”に戻す必要があった。どういうわけか、“錬金術師”の家にそれが“位置”してしたことがまずかった。実際に自宅で再現しようとしても、“グレイズ”(“かす”る)だけで、とてもじゃないが、人間の中央、神、時間への到達ができなかった。


 私の戦略はただ1つで。“何度もその時間、時点”、その“神の三要件”の1つである、“あらゆる時間・時点への到達の可能”という条件、その世界次元への何度も到達することである。


 さて、、、どうやら“経路”が途切れたのか、“何か事故”ったのか。

問題だらけであった。普通、周りの生徒たちは全員、“回生”した。

 つまるところ、まず第一に“お金の心配”がなくなっていた。


 なんで俺だけこんなことに・・・・?

あるのは“負債”だけであった。何か間違っただろうか?第一に意識の変革に問題があったのは確かだろう。だがそれは確かに琉球御願で担保にしてはあった。更に1ミリ程度ながら魔術的教養、知識はあった。だから尚更まずかったのだろうか?それ自体が“余りある”ものゆえに、このような間違いが?これでは本当に5年は待つことになる――――――。

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