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第1話
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大阪府│浪速市なみはや老健ひびきに介護士として勤める斉藤重昭は老健の隣同法人が運営する日の出会クリニックなみはやショートステイに3年勤めていた。
しかし、入職して3年でクリニックは閉鎖。閉鎖に伴い面談で山崎君子看護部長、有川孝事務長に心境と進路について話した。
すると部長は「神戸の老健に行かないか?12月に新しい施設も開設予定してる。どうですか?」と言われた。自宅からかなり遠いので「家族と相談したいので一週間考えさせてください」と言った。
家族と相談を重ね、さらに会長から交通費は全額負担すると言われ遠いが家族の理解を得て、この話しはお受けすると返事した。
部長は神戸老健に面談に行くよう指示し重昭は神戸老健とアポイントを取り神戸に向かって面談を受けた。
後日、部長から神戸の話しは取り消しとなり隣のひびきに異動を指示した。
部長は自分が誘っといて謝罪の言葉がなくである。重昭は部長に不信感を抱いた。