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2.適度な露出はご褒美です

エロ筋ありがとうございます(´・ω・`)

筋肉は最高の衣装です(´・ω・`)

「ふふふふふ……」


学園にある生徒会室で生徒会長だけが座ることのできるシンプルながらも座り心地のいい椅子に、我が物顔で座る生徒会長ではないフェリシアは、数日前にやったイベントの反響に不敵な笑みを浮かべていた


「いい笑顔だけど、そこ僕の席のはずなんだけどなぁ」

困ったような顔で呟いたのはこの学園の生徒会長で第二王子のカイル


「シアはいつものことだろう?」

ミハイルは優雅に紅茶を飲みながら楽しそうにしているフェリシアを見つめていた


「カイル王子、ここにある予算は去年まではなかったものですがよろしいのでしょうか?」


フェリシアをさくっと無視してシリウスが数枚の紙の束をカイルに渡す

今、この部屋には生徒会役員であるカイルとシリウス、セイヴァルト、ミハイルが役員としての仕事をするために集まっていた


「「ねぇー、この前のお菓子もうないのー?」」


「おや?この紅茶は今年新しく出たものですね」


「あー!お前ら、俺のお菓子まで食べるなよ!」


「ああもう!少しは静かにお茶飲むくらいできないわけ?」


「……黙らせる魔法あるよ…」


生徒会役員じゃないミュリエル、サミュエル、コラン、ガーランド、シュテル、ミランは仕事をしている4人に気を使うこともなくソファーで賑やかにお茶をしていた


「今日も賑やかだね」


「はぁ…生徒会の仕事をしているときは静かにしてほしいのですけどね」


ソファーでお茶をしている6人を見て笑顔のカイルと頭が痛いとばかりにこめかみを抑えため息を吐くシリウス

これがこの10人と1人のいつもの日常だった



「まだまだ、これからよ…そうよ、ようやくお披露目したばりだもの…次にある催し物は……」


「フェリシア?」

ぶつぶつと何かを呟いているフェリシアに怪訝な顔でカイルが名前を呼ぶとものすごくいい笑顔で立ち上がった


「「「「……嫌な予感がする」」」」

10人の心が一つになった


「今度の新入生歓迎パーティーは露出よ!!」


「「「「はぁ!?」」」」







◇◇◇◇◇

「なぁ?なんで数日で全員の衣装の用意ができるんだ?」


ガーランドが疑問に思うのも仕方がない

フェリシアが露出宣言してから数日、生徒会室に全員が呼び出されて部屋にはいるとそこには10人分の生地少なめな衣装が用意されていた


「うふふ…私の欲望に不可能はありませんわ!」


「……フェリシア、前からこの衣装の準備をしていたね?」


「いやだわカイル。そんな風に疑うものではなくってよ?それより、手直しの必要もあるから試着してもらうわ」


淑女として完璧な笑みを浮かべ手早く一人一人に衣装を手渡した


「チーム分けは前回と一緒よ。異論は聞くけど認めないわ」


「それってもう何を言ってもダメってことだね…」


「「ねー僕たちのこの衣装ってなにー?」」


「ふふふ、よく聞いてくれましたわ!ミュリエルとサミュエルの衣装はアラビアンナイトよ!綺麗に刺繍が施されているでしょう?その刺繍がライトに当たったときにキラキラするように宝石を縫い付けてあるの。内もも部分は布をなくし滑らかな肌が見えるようになってるわ。上半身はへそチラできるようにしたのよ。色は淡いグリーンと淡いブルーで好きなほうの色を着て構わないわ」


本来は女性の着るアラビアンナイトだけれど似合うからいいわよね…と心の中で付け足した

ミュリエルとサミュエルに衣装の説明をしながら着付け専用侍女達に着せるように指示をする


「カイル、ミハイル、セイヴァルトの衣装は男の色気よ!シンプルにサテンのシャツと黒のズボンで、このジャケットを着てちょうだい。後でまた説明するけど、最初はちゃんと着て登場するのよ。ダンスの途中でジャケットを脱いでシャツのボタンも外していくわ。そうね…どこまでボタンを外すかは練習しながら決めようかしら。それと、この黒の手袋も着用して」


「ん?シア、この手袋小さいんじゃないか?手の甲までしかないよ」


「ああ、それはわざとそういうデザインだからそれでいいのよ。違和感あるかもしれないけどそこはまぁ慣れてちょうだい。あら…ミハイル、貴方また筋肉付いた?前採寸したときより逞しくなってるわね」


「ああ…少し鍛えたからね。そんなに変わったかな?」


「……ミハイル」


「うん?」


「ちょっと、シャツ脱いでほしいの…」


フェリシアは唇に人差し指をあてながらじっとミハイルを見つめた


「構わないけど…これでいいかな?」


「…………」

シャツを脱いで上半身が露になったミハイルを悲鳴を上げることなくひたすら見つめた


淑女として本当なら男性の裸を見るなんてはしたないと言われるものだが、今ここにはフェリシアしかおらず連れてきた着付け専用侍女達はフェリシアのことを理解しているので注意する人はいなかった


フェリシアは静かにミハイルに近づくとそっ…と露になった胸板へ手を置いた


「……っ。シア…」

見た目、驚くほどの美女でミハイルの体をうっとりする表情で見つめるフェリシアは男の理性を容易く崩壊させるだけの威力を持っていた


ただ、残念なことにフェリシア自身は自分がそこまでの威力があるとは気づいていなかった

ミハイルが両腕を持ち上げ抱き締めようとした


「……ああ…いい、素敵だわ!均整のとれた胸筋、シックスパックな腹筋、エロ筋なんて理想的じゃない!ミハイル!この体、私にちょうだい」


フェリシアは逞しくなった胸板や腹筋をペタペタさわったり腕をまわして抱きついたりしていた


「「「「は?」」」」


「うん?俺の体を?シアが欲しいならいくらでもあげるよ?」

ミハイルはフェリシアを抱き締め耳元で囁いた


「んふふふふ…この肉体が私のもの……ふふふふ…」


色気たっぷりに誘うように囁いたミハイルだが、残念なことにフェリシアはその体に釘付けだった

なんともいえない空気が流れた


「この短いのはどうしたらいいんだ?」

そんな空気を気にしてないのか気づいてなかったのかセイヴァルトは黒のベストを持って聞いてきた


「ああ、それ……は…」


フェリシアがセイヴァルトのほうへ視線を向けたとき目に入ってきたのはシャツとベストを手に持った上半身裸のセイヴァルトだった


「?」


「セイ…ヴァルト……」


「なんだ?」


無言でツカツカと歩み寄るとそのままガシっと音がしそうなほど勢いよく抱きついた

セイヴァルトはこの行動に慣れているのか何も考えていないのかフェリシアが転ばないように腕で抱きとめた


「あああああ〜…見た目だけじゃない使える筋肉!抱きついたときの安心感!安定感!この腕で、この体で守られたい!」


「それより、この短い衣装はなんだ?」


()()()()ですって?何を言ってるの?筋肉は最高の衣装なのよ!」


「…すまない」


「わかればいいのよ。それで、ああそれはベストっていってシャツの上から着るのよ。んー…セイヴァルトはジャケット着ないでシャツとベストだけでいいかもしれないわね」


ベストの説明をしながら少し離れて全身眺め肉体美を最大限活かすため衣装を変更した

そしてジャケットを取りに近づきもう一度抱きつく


「あ〜…ナイス筋肉……」

セイヴァルトの両腕が衣装で塞がってるのをいいことに抱きつきその鍛え上げられた胸板に頬擦りをした


「え〜…シア、それはないよ……」


さっきまで抱き締めていたはずのフェリシアがいなくなりその腕を下ろしながら落ち込むミハイル


「フェリシアですから仕方ありませんね。ところでフェリシア、こちらの衣装はなんですか?」


名残惜しそうにセイヴァルトから離れ5人がいるほうへ向かった


「これはね、東の国の着物という衣装よ。主にブショウが着てる衣装をアレンジしたの。染めた布に金や黒で刺繍して見栄えよくしたわ。この布を重ねて着て、胸元ははだけるようにするの。…ふふふ、はだける胸元、踊るとチラリと見える足…最高だわ」


コランに紫、ガーランドには赤、シュテルにはオレンジ、シリウスには青、ミランには緑の着物をそれぞれ渡した


「靴はショートブーツでいいわね。それでこの黒の帯を腰のあたりで巻いて結んでちょうだい。やり方はうちの侍女達がわかっているから大丈夫よ」


全員に一通りの説明をして着替えさせるよう侍女達に指示し、フェリシアは用意された紅茶に口をつけ興奮した心を落ち着ける


「お嬢様、着付け終わりました」

侍女がそう告げると10人がそれぞれ着た衣装を不思議そうに見たり、腕を広げたりしながら部屋へ戻ってきた


「「この衣装すごい布薄いねー。似合うー?」」


「俺達の衣装はデザインは斬新だけど他の人よりは違和感ないね」


「そうだね、シンプルだから普段着ていても問題なさそうな衣装だね」


「私達のこのキモノ?というのは着てみると動きずらいですねぇ」


「まったく…フェリシアはよく次から次へとこんな発想ができますね」


10人の感想は色々あったが、嫌だと拒否する声は聞こえなかった


「サイズは問題なさそうね。曲は前回とは違う曲にしたから一から覚えてもらうわ。さぁ!あと1ヶ月しかないから早速今日から練習よ。色気を振り撒き、衣装を活かし、存分にチラリズムしてちょうだい!」


とてもいい笑顔のフェリシアを見て1ヶ月みっちり練習するだろうことを予想した10人は顔を引き攣らせた


適度な露出がいいのです(´・ω・`)

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