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白鳥四音の探し物。

白鳥四音「ですから!話を聞いてください!」


白鳥四音は警察相談所にいた。


しかしまだ子供と言う事。

また自分が白鳥家の人間、兄は死んでいてテレビの人は偽物と言う事。


そして・・・


白鳥四音「なんで事務所にも警察署にもいないんだよ!岡田悠一!!小林警部!!」


婦警さん2人には運ばれて外に出される。


そして僕は警察署の前で叫ぶ。


何故警察署の前で絶叫してると言うと少し前に遡る。



・・


・・・


白鳥四音「この人、パパが言ってた人かな?」

チラシを片手に電話番号を見つめ携帯を取り出す。


電話の音声「お掛けになった電話番号は現在使われておりません」


え・・・


白鳥四音「直接行くしかないですね。」


パパの仲のいい知り合いにあたる人であった。


何かあったらこの人を訪ねなさい。


何かとパパはこの人の名前をだしていた。


白鳥四音「これで住所も違うならいよいよだよ。」


自宅から約30分に位置する雑居ビルの1室に何でも屋岡田の看板があった。


白鳥四音「とりあえずはセーフだね。」

フーっと一息。


事務所は3階、階段しかなく昼間なのに少し薄暗い。


電灯は何故か2階までしかなく窓は日当たり最低ときてる。


白鳥四音「本当に昼だよね?」


携帯電話で時間を確認する。


間違えない、13時だ。


白鳥四音「っと、ここだ、何でも屋岡田・・・もう少し何とかならなかったのだろうか。」


ストレートもストレート。何でも屋なのに何にも出来そうにない看板に入り口だ。


とりあえずインターフォン。


ピンポーン・・・


ピンポーン・・・


あれ?


ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。


出ない・・・


白鳥四音「あの!岡田さん?すみませんパパ・・・じゃなかった 父の頼りで来ました!」


まっっったく返事がない。


白鳥四音「電気メーターは・・・回ってないと、それなら。」


バッグから鍵開け道具を取り出す。


モチロン非合法!犯罪ダメ絶対!


白鳥四音「これくらいのカギなら・・・って開いてる!」


道具をしまう。


ゆっくり中を覗く、いない。


白鳥四音「なんだよ、不用心すぎ・・・」


部屋に入るとやはり誰もいない。


辺りを見渡すと作業机だろうか、報告書と本人の物であろう名刺が置いてある。


白鳥四音「2月1日、今日も依頼無し。2月14日、何故か優花にチョコレートをせびられる。」


なにこれ、全然仕事してないじゃん!


白鳥四音「こっちは・・・先週の報告書?猫探しに落し物探し?」


あ、この事務所完全にダメだ・・・


報告書を元の場所に置く。

ヒラリと1枚の名刺が舞う。


白鳥四音「小林龍騎警部?なんでこんか事務所に偉い人が?」


そうだ!これ持って警察署行けばこの小林警部か岡田さんに会えるかも!


そんな事思ってた僕がいました。


時間は戻り警察署の前。


白鳥四音「結局名刺も取られるし!岡田悠一も小林警部もいないし!子供扱いされて話聞いてもらえないし!」


今日は散々な一日だ!


白鳥四音「お腹、空いたな・・・」


ファミレス、久しぶりに行こ。


警察署から少し離れたファミレスに重い歩みを進める白鳥四音なのであった。

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