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ドラグナイト  作者: guran
7/7

大尉

中々に久しぶりに投稿します。

よかったら見てってください。

「......起..ろ...ク..キ!」

ぼんやりと聞こえる...お腹がすいて起き上がれない。

「うぅ...」


「さっさと起きろ!このクソガキ!」

ゴッ!と鈍い音が鳴った。頭を何かで殴られたようだ。


「喜べ化物が、うちの隊長に感謝して食べるんだな」

と言われ、投げられたものは、半分のパンと、少量の水だった。


量が少ないので平らげるのは早かった。無いよりはまし、そう言い聞かせた。


乗り物の荷台には眠っているジェス、そしてリュート、荷台の警備をする兵士二人他の兵士は各持ち場に行ったり、休息をとっていたりする。

サラの姿が見えないことを心配したリュートは、恐る恐る警備している兵士に話しかけた。

「あ...あの...」

と声をかけると、勢いよく振り返り、腰の剣に手をかけ。

「誰が許可なしに喋っていいと言った!」とかなり警戒された様子で兵士が言った。

「い...いや、あの...サラ...竜人族の女の子が見当たらないので無事かどうか聞こうと...」

「貴様がそれを知ってどうする!くだらないことを喋ってみろ、今度は殺すぞ!」


本気の目だった。兵士も恐れているのだ。


「す、すみません...」


ジェスは未だに寝ている、髪の毛が乱れている、リュートが起こされたようにジェスも頭を殴られたのだろう。



しばらく経ち、長身で丸いサングラスをかけた男が近ずいてきた。


「こいつらが男の竜人族か...フム、女の方とは違うようだな...」


女の方...その言葉にリュートが反応し、男のズボンを掴んだ。


「サラはどこに!」


ゴッ!という音とともにリュートは吹き飛んだ。

男はズボンをさっと手で払い。


「汚い手でこの私に触れないで貰えるか少年よ...」


男はサッとズボンを布で払い、その布を近くの兵士に渡し

「だ、大丈夫ですか?大尉...」


そう声をかけられた男は

「ふむ、今すぐにでもシャワーを浴びて着替えたいとこだが、遠征の為やむなしか」


「いや、そういう事ではなく...この化け物に触られて何とも無いかという意味なのですが...」


「なるほど、そういう事なら問題なかろう、ロイが言っていたがこの少年は竜人族ではなく人間だそうだ」


周りにいた兵士達は少し驚き

「フエルタ少尉が言うならそうか...」

「確証はあるのか...」

など不安な声や少し落ち着いた者もいた。


パン!という音がザワついていた周りに響いた。


丸いサングラスの男が両手を叩き


「皆持ち場に戻れ、あと数分で休憩は終わり王都に戻るぞ」


男の言葉と同時に兵士達の顔つきが変わった。

男は兵士から厚い信頼を受けているようだ。


リュートは荷台に戻されその数分後また乗り物は動き出した。

読んでくれた皆様ありがとうございます。

次の投稿はいつかは分かりませんが投稿はするつもりです。

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