祠へ
毎回毎回前書きって何書けばいいか悩みますよね。
とりあえず。見て行ってください←
リュートとジェスとジルバが森で武装した兵士を見つけたと、村のみんなに伝えに行く。
「みんな!慌てるな!祠に迎え!あそこなら竜のご加護がある!」
動揺を隠せていない村のみんなにジルバが呼びかける。
祠とは、村の奥地、そこへ行く道を誰かに教わらないと普通に探しても見つからないと言われている場所だ。そこには、リューアラナイトを守護し、見守るといわれている、『聖竜・シグムンド』の加護があるといい伝えられている。
「おい、カっちゃん起きろって!....こうなったら....」
リュートは、寝ている少年に拳を振り上げ、勢いよく、振り下ろす。
ゴッ!と、鈍い音を立てて、少年はたまらずに飛び上がる。
「いってぇ!」
なぜ寝ている自分の頭が殴られたのか、状況を判断するため、目をこすりながら周りを確認する。
「やっと、起きたか、カっちゃん、ほら行くぞ!」
と、手をつかまれる少年。
「なんでリュートがここにいるんだ、ってかどこに行くんだよ」
状況を全く理解できていない様子の少年。
「カール!お前も早く支度を...リュート君か、起こしに来てくれたんだね、ありがとう。」
「一刻も争う時だからね、早くみんなを連れて行かないと。」
父親と、リュートが何を話しているのかよくわかってないカール。
「おい!リュート!説明してくれ!なんだって、こんな時間に起こしに来たんだ?」
カールにこれまでの経緯を話すリュート。
「なるほどな、そりゃ、やばいな、よし、俺も他のとこへ行って、避難させてくるよ!」
「おう!助かる!んじゃ俺は先に行ってるぜ!」
といい。窓から飛び降りる。
リュートが、村のみんなに避難するよう促していた時、一人のおばあさんが。
「サラやーい、サラやーい、どこにいるんだーい」
「リューネ婆ちゃん、どうしたんだ?」
「あぁ、リュートかい、サラがおらんのよ、見なかったかい?」
「サラか、見てないな、ついでに探しておくよ!、リューネ婆ちゃんは早く祠に」
と、リューネを祠へと向かわせる。
「サラ―!....どこに行ったんだ、もう祠に向かったかな...」
リューネを祠に向かわせた後、サラを探して村を走り回っていた。
「もうみんな祠に行ったか...俺も祠に向かうか...ん?」
祠に向かおうとしたとき。
「サラ!...こんなとこで何してんだ?」
サラと呼ばれた少女。
頭には、小さいツノが生え、お尻には尻尾が生えている。皮膚には、うっすらと、鱗がある。
これがいわゆる竜化というものだが、サラは、常にこれらがあり、そのわけは、サラの両親が、母親は竜人族なのだが、父親は、人間の男なのだ。竜化はできるが、その制御ができず。常に軽い竜化状態なのだ。翼は生えておらず。これも、両親の影響によるものだ。
「あ、リュート兄ちゃん!。えっとね、猫さんも一緒に逃げようと思ったんだけどね、えとね、逃げちゃって...それで、追っかけてたの」
「あのな...人間が来てんだ!それもサラの父ちゃんとは違う!怖い人たちなんだ!さ、行くぞ!」
と、サラの手を引っ張る。
「あ、待ってリュート...猫ちゃんが...」
ガサガサッ!と草むらで音が鳴る。
「猫ちゃんかな?」
リュートは嫌な感じがした。
草むらから出てきたのは。
読んでくださってありがとうございます。
次も思いつき次第書いていきたいと思います。