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残念!ここであなたのた旅はエンディングです!?

もう少しまともな文がかけたらなぁと思う今日この頃。

 「おっ!」


 適当に歩き回ったおかげか遂に人の手がはいったと思われる道が見えた。


 「やった・・・やりとげたぞ!!」


 どう考えてもスタートラインにたどり着くことすらできていないのにもかかわらずもう既にテンションははやり遂げた後のそれであった。

 例えそれが踏み固めただけの彼の基準でいう道と大きく差があったとしても実に4日ぶりとなる人がいると実感させてくれるものだった、これで感動するなというほうが酷だろう。

 それに勇者の力とやらで疲れないとは言っても文明の力に染まりきった彼の精神には歩き続けることは苦行に等しかった。

 道を見つけただけで涙ぐんでることから分かるように彼の精神は豆腐である。

 どのぐらい豆腐かといわれたら顔の厳つい人が前にいるだけで足が動かなくなるぐらいに俺のメンタルは豆腐(臆病)だった。

 彼が今心の中でただひたすらの思うことは


 やはり科学は偉大だった!!


 であることは間違いない。

 こうしてツバサが帰ったらいつも歩いているコンクリートにも感謝しようという意味の分からない制約をしたのだった。

 

 しかしここで問題が発生する。

 道があると言っても、今俺は横からその道に入ったことになる。

 つまり


 「どっちだ?」


 そう、おそらく城とどこかを繋ぐ道だとしてもどちらの方向が妖精の指した城の方向かは不明なのである。


 「看板ぐらい立てとけよ。」

 

 ヒントはなし。

 妖精の言っていた城へはおそらく2分の1の確立でたどり着けることになる。

 しかしそこで問題になるのが俺の運である。

 不幸自慢ではないが俺の運は下の下もいいところである、実際向こうの世界でもおみくじで凶か末吉以外を出したことがないくらいには運がないのだ。

 しかしそこであることに気づく。


 そもそもこの道は城へと続いているのだろうか。


 ならば

 俺の直感に従うのが正しいはずだ!

 それに、こういう序盤での能力の確認が重要なのだ。

 そうして気ままに道を進んでいくことになったのだった。

 そういう考えが今まで多くの失敗を呼び寄せたのにもかかわらずに・・・



 そして今。

 絶体絶命の危機的状況に立たされている。

 目の前に立ちふさがっているのは


 紛うことなきドラゴンである。

 その巨体と羽で俺を影に収めているそれはテンプレ中のテンプレのドラゴンさんである。

 体中に生えた黒色の鱗は筋肉の動きにあわせて細かく動き、巨大な目は悠然と一端を見つめている。

 そしてなんとなく分かるがこれには勝てない。


 YOU ARE DEAD

 どこぞのゲームのテロップが頭をよぎった。

 つかここ序盤じゃねーのかよ!!?

 なんでこんなゴツいドラゴンが待ち構えてんの!?

 頭の中で少しの説明もせずにこの世界に俺を放り出した妖精の笑う顔が浮んだ。

 あの妖精・・・!絶対にシバく!!

 つかどうすんよこれ!何でドラゴンのほうは既に戦闘する気まんまんなの!?

 えっ?これ死んだんじゃねぇか!?


 スタートライン(エンディング)までの道はもうそこまで来てるような気がする。

やっべ。

そろそろ序章終わらせねぇと。

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