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美少女降臨!?

翌日、ルルぺはいつもより早く目覚めると、お菓子も食べずに学校へと向かった。赤点者向け補習授業に出席を命じられたからである。


ルルぺは高校入学当時から赤点を取り続けており、そのせいで校内で最も不名誉な称号である"赤点者"の烙印を押され、唯一の楽しみとしていたサッカー部からも活動停止を命じられた。


非常に悲しい気分だったので、異様にとぼとぼと通学路を歩いていると、前の方から盛り付け過ぎな馬車が近づいてくる。おまけに多数の護衛も引き連れている。中にいる人は見えなかったが、おそらく高貴な人だろうと思われた。そして、ルルぺの家の方へと進んで行った。

「ま、まさかな・・・」

と思いながら、学校へと歩を進めた。


今にも学校に到着するかという時、後ろから

「あれ、クエペタくん?おはよう。」

と声がした。振り向くと、そこにはテスカ・クアツォタがいた。

「クアツォタ、おはよう。なんでこんな早く来てるんだ?」

「今日は委員会の仕事で早く来いって言われてるの。」

(う〜〜、テスカチェの笑顔はいつ見ても癒されるぜ。)

「そうだったんだ〜。ちゃんとした理由があるクアツォタがうらやましいぜ。」

「え?クエペタくん何か悪いことでもしたの?」

「オレはな、赤点補習で来いって呼び出しがかかっちゃってるんだよ!!」

「ごめんね。嫌なこと言わせちゃって。」

「べ、別に嫌だとは思ってないけどさ。」


そんな会話が何分も続いていたが、ルルぺがふと時計を見た時に補習開始時刻が近いことに気づき、テスカに手を振った。


ルルぺが赤点補習の対象となったのは数学であり、前のテストではクラス最低点の1点を取ってしまった。赤点補習の数学教師は史上最悪の教師と言われるロトゥシェーカル・シュロンであり、その時点で気が滅入ってしまっていた。


ホームルームにはもうジェショカンが来ていた。そのうちに朝のチャイムが響き渡り、担任教師のケロシェが入ってきた。


ケロシェは教壇に立つと、いきなり話し始めた。

「皆の者、注目。このクラスに転校生がやってくることになった。入りなさい。」

クラス中がざわめいていた。そして、前のドアが開いた。入ってきたのは、肌の色が濃く、目つきが鋭く、頬が強く膨らんでいる女子であった。

「隣のヤシェジタ植民地から引っ越してきたジャゾン・エゼリ・ワピンツァさんだ。仲良くするように。自己紹介をどうぞ。」

アリカは語り出した。

「え?えぇ〜っと、私氏わたししはジャシェウタから来ました、ジェゾン・エゼリ・ワピンツァと言ゐましゅ。よろすぃくお願いしましゅ。」

クラス中が笑いに包まれたが、ルルぺ、テスカらは笑わなかった。

「ワピンツァはヤシェジタ植民地の王女様だそうだ。しかし、だからと言って特別扱いはしないように。」

(まさか、コイツがオヤジの言っていた婚約者なのか!?)

ルルぺはそう感じてしまった。そして、後ろの席に着くためにジャゾンが歩き始めたとき、ルルぺとすれ違ったが、気づいてはいないようだった。

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