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何気なく投稿してしまったシリーズ

特性

作者: 雨世ノ水



雫が指の間から流れ落ちた


お椀のように合わせた両手の中には


水はもうほとんど残っていない


枯れた喉を潤すのには


まったくもって足りなかった




思いきった行動の末に


たどり着くのが辛い真実だけなら


僕らはもうこの世界にいないだろう


後悔と挫折から学んで糧とする強さが


僕ら人間の命だから




こぼれ落ちた滴でできた水溜まり


小さな広がりの上に写る太陽の色は


灼熱に燃える紅に輝いている


雲に覆われた暗い心が


柔らかく照らされたような気がした




強くなるって覚悟の末に


味わったものが辛い現実だけなら


僕らは堕落の末に消えているだろう


苦しみも悲しさも血肉とする強さが


僕らの生きる力だから




急勾配の下りだかで


こけてころんで落ちていって


それでもまた起き上る一歩が


僕を成長させていく




思いきった覚悟で選んだ道を


ただひたすらに駆けたのなら


たどり着いた場所がどこであっても


大切な物がそこにあるだろう




果てしなく深い蒼天の中で


太陽がひたすらに輝くように


全部飲み込んで強くなった僕らは


みんな一人ずつが輝いているから





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