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魔神英雄伝戦記  作者: さとうふみこ
6/9

ためらう敵

アスカ「来い!」

アスカがそう叫ぶと同時にブルーバードはビーム砲を数発連射したが、攻撃はどれも空振りで白狼丸には全く当たらなかった。

ダンゴーム「何やってんのよ、ドク!全く当たってないじゃない!」

その光景をダンゴームが物影で観戦していた。今度はブルーバードが飛び上がると強烈なタックルを白狼丸に食らわせた。

アスカ「ウワーーーーーッ!!!」

白狼丸は吹っ飛ばされてしまい、チャンスと見るや再度ビーム砲で止めを刺そうとするが、

(これで俺の望みは叶うんだ)

ドクは自身にそう言い聞かせたが、ビーム砲を発射させることが出来ずにいた。その隙を見逃さなかったアスカはブルーバードに白弾拳を食らわせた。ブルーバードは済んでのところで踏ん張り、白狼丸にパンチをお見舞いした。しかし、白狼丸は片手でパンチを受け止めた。

(変だな。白弾拳ほどではないにしてもこのパンチはまるで勢いがない。さっきの攻撃も…)

アスカ「アンタ、もしかして僕と戦り合う気はないんじゃない?」

ドク「………!?」

ドクは何かを言おうとしたが、そこへ新たな敵の魔神が白狼丸の元に迫ってきた。

ダンゴーム「退がって!!アンタじゃラチが明かないわ!!」

(くそッ!!何やってんだ、俺は…!)

ブルーバードはその場を去っていった。

ダンゴーム「アスカ!今度はアタシが相手よ!秘技!!手裏剣砲!!」

ビーナス・スターは自身が所持していた砲台を構え、そこから巨大な手裏剣を放ってきた。

アスカ「剣で防いで!!白狼丸!!」

ビーナス・スターは手裏剣を3発放ってきたが、白狼丸は剣で手裏剣を弾き返した。すると、今度は手裏剣を2発同時に射ってきた。白狼丸は2発の手裏剣を剣で防ごうとしたが、剣が手裏剣で弾かれてしまった。

白狼丸「敵の魔神もパワーアップしているようだ!」

ダンゴーム「ハハハ!手裏剣で止めを刺してやる!」

ビーナス・スターはもう一発 手裏剣を放とうとしたが、

<シーーーーーン

アスカ「どうなってんだ?」

ダンゴーム「しまった!!手裏剣は5発までしか装填できなかったわ!!」

アスカ「今だ、白狼丸!剣を拾うんだ!」

白狼丸は剣を拾った後、白狼剣でビーナス・スターを一刀両断した。そして、ビーナス・スターは爆散した。

ダンゴーム「やられちゃったよ!!パパァー!!!」

ダンゴームは夜の空にふっ飛んでいった。


白狼丸は鉄塔に近づき、剣で鉄塔をぶった切った。すると、鉄塔から発せられる特殊な電波が消えた。

子供「歩ける!普通に歩けるよ!」

村人達は普通に歩けたり走れたりできることに歓喜した。


一方、その光景を昆虫一族の息子達が物影から見ていた。

ゴッキー「ダンゴーム、やられちゃったな」

バッタ・バッター「こりゃ、妹の仇討ちもしないとな…」



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