page.132 失われた二学期を特に求めずと言ったな、騙して悪いが(ry 11
ふう………何とか一話書けた。
それはそうと、23日の更新で24日にローファン100位内ランクインしますた。84位ありがとう記念&作者の好奇心で人気投票企画を何となくやります!(適当
活動報告の”ひとけなげひょう”にてルールの告知と投票受付をやるような気がしますので、皆さんの参加を……してもいいんじゃよ?
さて、期末テストも終わってテスト後の部室棟狙い(その他諸々込)のテストルも片ついて、
「頼む、女子マネージャー返してください!」と泣き喚く運動部の面々も文化祭期間中は戻すって事で話も付いたし
(文化祭が終わった後?それは本人達次第だろう?
部員達の活動で有り余る部費による福利厚生待遇の恩恵から抜け出せたらいいなぁ?)
(勝てると)信じて(勝負の景品に)送り出した女子マネが……とか言われても知った事ではないのである。
大陸情勢の整理に、文化祭の出し物の企画にと、人生で何故か最も忙しい訳で。
さて、今日は出し物の視察に行くかっと。
冒険者部室棟のフリースペースに用意させている冥土喫茶の建物の暖簾を潜り、中を覗くと、指示道理の受付口に黄泉待人の子が一人座っており、
「い、いらはいませ!おかくさまはおひとりでせうか!?」
「お、受付の練習かな?頑張ってるね。お一人ですよ、と」
応じるとパアアア、と言う感じに笑顔になり、
「はい!おひとりしゃまですね!ただいま梅の間と竹の間が工事中でして、松の間でしたらすぐにごあんにゃいできます!」
所々で舌ったらず、と言うべきなのだろうか。狙ってやっているならかなりアレだが……
メイン層は梅・竹で、松の間は御大尽様用だから最後にじっくり仕上げてくれれば良かったんだが何故最初に出来上がっているし。
「うん。じゃあ松の間を見せてもらえるかな?」
「ひゃ、ひゃい!」
答えると何故か驚いて手元のマイクを操作して、
「たかおだゆーしゃま、たかおだゆーしゃま。松の間1号におぉなぁしゃまがお見えになりましゅた。お相手お願い致しゅましゅ。」
スタッフへの案内を呼び掛けた。
しばらくして、案内人に付いてゆく俺の姿が廊下の角に消えるのを見届けると、袖口から取り出した私用のスマホを取り出して何やら操作をする。
処変わって時も過ぎた松の間1号室では宴も酣といった様相を呈していた。
「よ~し、それでは最終戦と行こうではないか!楽を奏でぃ!」
チャ~チャ~チャチャチャチャ チャチャラチャチャ♪ チャチャラチャチャ♪
や~きーう~ 為~すなら♪ 斯ーくー 申す具合に しりゃ殿せ♪
ここで勢いよく襖が開かれたかと思えば、
「「アウト! アウト!!」」「アウトオオオオォォォォォ!!!!!」「で、ございます!!!」
と叫びながら黄泉大毘売命二神が飛び込んできて見た物は。
一人の筋骨隆々のちょんまげ頭の褌男と、これまた腰布一枚のみ纏った花魁の艶姿
であった。
花魁が恥ずかし気に床に脱ぎ捨てた着物で身体を隠そうとし、
褌男は気まずそうに頭を描きながら、
「や、これはこれは。お二方とも如何なされたか?」
「いい、隠さないで頂戴。」「ここに旦那様がいらっしゃいますよね?」
「大王殿が?さて、某は大王殿にこの場に御呼び頂き、この場の支払いは気にしなくて良いから存分に楽しんで後で所感を聞かせてくれと頼まれましてな」
「で、旦那は?」
「急な事で某も些か気に掛かりましてな。久方ぶりに共に飲み交わしませぬかと申してみたのですが、「何やら猛烈に嫌な予感がしていてな、此処に留まっていると良くない事がありそうでな」と言われて。某は大丈夫なのですかとお聞きした所、「慶ちゃんなら何があっても大丈夫だろ?」と返されたので、ならば遠慮なく一席馳走頂こうと思いましてな。大王殿は厠に行かれて……はて、戻りませぬな」
「「逃げられ」」「たわね」「ましたね」
慶ちゃん=前田慶次郎利益:千学万来時代の喧嘩と漢の生き様の師匠




