表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある高校生冒険者のAdventurer's Report ━あるいは陰キャ型高校生が彼女を作りたかっただけの話━  作者: 適当男


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

148/167

page.127 失われた二学期を特に求めずと言ったな、騙して悪いが(ry 7

放課後に白須等町郊外の土地を買って建てた小野麗尾興業㈱本社(築8ヶ月3階建て)に向かう途中、寄り道した商店街の肉屋で揚げたてコロッケを買ってジャンヌちゃんと食べながら歩いていると、

風に吹かれて黄色の日傘を差したシャクヤちゃんが〇リー・ポ〇ンズの如く舞い降りてきた。


「ええ!?」


驚くジャンヌちゃん。


「やぁ、シャクヤちゃん。随分と使い勝手がよさそうだね、そのスキル。」


平然と声を掛ける俺。


「ええ、MP操作によるスキル再現・再構築を教えて頂きましたから」


何でも無いかのように振る舞うシャクヤちゃん。


「それだけでどうにかなる物なんですか、ソレ!確か邪神由来のスキルでしたよね!?」


「《黄衣の王の使徒》……曲がりなりにも神の加護に該当するスキルだったみたいだしねー……」


マリーさんにペイッされてたけど。「使える物は使うべきです」という彼女自身の意思で限定再現したそれは、

かつての無制限速度加速・空間跳躍程の無法では無い物の、

風の流れを捉え、風に乗る事が出来るという物理法則ガン無視の固有スキルと化していた。


「むむむむむむむむむむ……やはり私も……」


何か呻きながらもコロッケを消費し続けるジャンヌちゃん。

おかしい。オバチャンに大量にオマケしてもらって50個位あったはずのコロッケがもう無くなりそうに……


突発した貝木現象に首をかしげながら歩き続ける事10分。商店街のモールを抜けてしばらくすると本社の建物が見えてくる。

1階の倉庫兼出荷場は今日の出荷分はとっくに終わったのか静まり返っている。

2階の事務所ではアルバイトの下級~中級の天使達がお喋りしながら事務作業をしており、奥に居るガブリエルさんが俺を見かけると、


「社長、お客様は3階の応接室に……」


「うん、ちょっと待って貰ってて。着替えたらすぐに行くから」


奥の更衣室でビジネス用のスーツ一式(自前のスパイダーシルクを下町のテーラーに持ち込んだ特注品)に着替えてっと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
バ〇ー・〇ンズに見えて一瞬混乱した
[一言]  空から舞い降りる~  パンツ露出は大丈夫なのだろうか?  あ゛、今はショーツか、ロマン溢るる言葉なパンティは死語でつか?  紙のエロ本も何とも言えない情緒が在るのに、今はあらゆるモノが電子…
[気になる点] 貝木現象・・・普通なら速攻誤字報告するのだが、この作品の場合誤字なのかネタなのか迷ってしまう・・・ 一体どちらなのか気になって一日三食とおやつしか喉を通りません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ