page.118 失われた二学期を特に求めず 3
つ~ち~こねこね つ~ち~こねこね
こねて こねて ペッタン♪ペッタン♪
つ~ち~こねこね
微妙に癖になる聞き覚えのあるメロディが外から聞こえてくる。
誰が歌っているかって?
伊邪那美様と志子ちゃんと淡姫ちゃんだよ!
食堂の運営が決まった事のお知らせにわざわざやって来た伊邪那美様につい、
こっちの現状(放射能汚染問題)を愚痴ったら。
「何じゃ、それならもう一度この地を創り直せば良いじゃろう!」
と言い、黄泉の実家から物干し竿代わりにしていた掻き混ぜ棒を取って来て、巨大化したかと思えば、
どう見ても矛にしか見えないソレを大地に突き立てて土地の攪拌を始めてしまったという……
あの……ソレってひょっとして天之瓊矛……
娘達にも
「おおじぇいていというものじゃ」
と宣って実地研修の様に天地創造やらせているし……
矛が突き立てられてブヨンブヨンになって持ち上げられた大地にガイガーカウンターが反応しなかったから
この時点で放射性物質は消えたっポイけど。
南部か旧ソビエト領から土砂を運んで埋め立てるのとどっちが良かったのか……
あまりの事態に俺を始めとした人類諸氏が絶句している内にブヨンブヨンになって持ち上げられた大地(後になって聞いた所、アレが原初の混沌だとか)がペッタン♪ペッタン♪されて一見普通の草原になっているのに気付いたのは、既に陽も落ちようかと言う夕暮れ時。
「我々は何も見なかったし、聞かなかった。イイネ?」
その場に居た全員が神妙な顔で厳かに頷いた。
何か今日累計PVが200万突破してたんで、次回辺りで読者企画やりまああああすん!!!
ごめん、ちょっと内容考えさせて。ここから新キャラ入れるのはキツイし、守君にさせられるクエスト入れる余裕も無い。出来るとすればフラグ立ててる大運動会的なアレにブッコむ競技の募集位かなー……




