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天才エリスちゃん  作者: 富良野義正
シンデレラになったら幸せになれる、そう思ってた時期が私にもありました
7/22

シンデレラになったら幸せになれる そう思ってた時期が私にもありました その2

 ざっくり説明すれば、ここから数時間王や王子と話をエリス達は広い部屋で話していた。


 昼過ぎにでも出発すればそこまでする必要はなかったのだろうが、アルフォンスがギリギリまで先延ばしにしようとしていたエリスを強引に引きづって馬車に乗せたので、かなり早く王宮へと着いたからである。


 これまたざっくり説明すれば、今日は王宮でパーティが開催される。『何とか』という花を愛でる会という名目だが、よくわからない小さなパーティが数ヶ月に1回くらい開かれている。要するに貴族の嗜みとか顔合わせみたいなものだ。財政は問題ない。数千回毎日開いても問題ない。何故なら、ここは中世ナーロッパの王宮なのだ。


 勿論このパーティには国の英雄であるエリスは毎回招待状が送られて来ていたが何かしらの理由をつけて毎回欠席していた。予定がある、研究がある、お腹が痛い、祖父母が死んだ、sw〇chの発売日と被った……



 しかし今回はそういうわけにはいかない。

 アルフォンスの強い懸念があった。


 何故なら……あろうことか王子との婚約を断っているのだから!




「そんなことありませんわ。私なんて単に少し魔法が使えて少し国を救ってスキルカンストでチートなだけで、陛下と皇太子殿下と席を一緒にするなんて光栄至極ですわ」



 王子と王を前にしてエリスは笑顔を向けた。



「いえ、私こそエリス様とゆっくりお話しできるなんて至極光栄です。この王国が続くのもエリス様が居られたからなのですから」



 そのエリスの数百倍は高貴で品のある笑顔を王子は向けている。話している感じる表情を見るに別段前の縁談を断ったことを怒っているようには見えない。それに完全にエリスの意味不明なトークもスルーしている。


 ……というより王と王子があまりにも噂以上にいい人だというのがアルフォンスの感想だった。


 三人を見ながらアルフォンスは考える。



(普通縁談を断ったらもう少し険悪でいい筈だ。なのにまるで邪気みたいなものが無い。つまりまだ縁談は完全に破綻したわけじゃない。最初は姉上の非礼を詫びて機嫌を取る為だったが、まだチャンスはある……!)


 やはり早く来て正解だった。

 まだ縁談は立て直せる。

 王子と姉上はいい雰囲気だし姉上の気持ちを靡かせれば大丈夫だ!


 これこそがアルフォンスの狙いである。そして最高のチャンスとは、まさに今日なのだ!

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