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ミナの日常 その6

誤字報告いつもありがとうございます。

 アリシアはシャロン様と対戦していた。


 風魔法を前面に展開するシャロン様の元に、中々辿り着けず苦労している。そう、これも苦手克服の一環だ。アリシアの攻撃力は仲間内で一番高い。そのことは全員が認めている。だが近接戦闘タイプなだけに、相手に近付けないと真価を発揮出来ないからね。ちょうど今のように。


「ぐぐぐっ! 凄い風圧! 全然近付けない!」


「シルフ! もっとよ! もっと全身に風を!」


『Yes,Ma'am!』


 うん、シャロン様とシルフの蟠りはもうすっかり解けたみたいだね。安心したよ。ちなみに今日もスカートじゃない。残念ながらラッキースケベはおあずけだ。


「あ、あとちょっとぉ~!」


 物凄い風圧の中、少しずつアリシアがシャロン様に近付いて行く。髪はぐちゃぐちゃ、顔は引き攣ってせっかくの美人が台無しだ。アリシアは近付けば何とかなると思ってるようだが、相手に近付くということは即ち、相手の間合いに入るということと同義な訳で。その結果、どうなるかというと...


「フンッ!」


 シャロン様がメイスをフルスイングした。なんの躊躇も無く。


「あ、あっぶな~! ちょっと掠った!」


 アリシアは紙一重で躱したようだ。いやお前、身体強化してるだろ? アタシのブーメランの直撃食らってもかすり傷一つ無かったんだから、そんなに慌てるところか?


「チッ!」

 

「い、今、舌打ちしましたよね!? マジで()る気でしたよね!?」


「何のことかしら!? お宝(ミナの水着)を獲られたことはまだ根に持っていますけど、それが何か?」


()る気マンマンじゃないですか~!」


 何の話をしてるんだろう? なんとなく聞いちゃいけない気がする。うん、聞かなかった、見なかったことにして次行ってみよう。



◇◇◇



 エリオットは殿下と対戦している。これも苦手克服の一環で、相性の悪い魔法属性同士が戦ってる訳だ。


「ハァァッ!」


「セイッ!」


 うおおおっ! 凄い凄い! お互いがそれぞれの魔法属性を得物に纏わせてるよ! 殿下は火、エリオットは氷、凄い! これなんてバトル漫画!?


 剣と槍が剣戟し合う度に、火の粉と氷の破片が舞ってキレイだね!


「ハァハァ...なかなか...やるじゃないか...」


「ゼィハァ...殿下こそ...」


 これはあれだね、「中々やるな!」「お前もな!」みたいな少年漫画にありがちなパターンやね。くぅぅっ! 青春やのぅ~!


 殿下はずぶ濡れでエリオットは焦げ焦げになってるところがまたいいね!


作者のモチベーション向上に繋がりますので、出来ましたらブクマ登録及びポイントの応援の方をよろしくお願い致します。


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