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ちみっこと冒険者活動 その6

誤字報告いつもありがとうございます。

 ナギに乗って飛び立つ前、ふと思い立って町長さんに聞いてみた。


「そう言えば町長さん『マザー』ってどんな魔物なんですか?『マザー』って言うくらいだから、普通のワイバーンとは違うんでしょうけど、具体的には?」


 すると町長さんは「私もお伝えするのを失念しておりましたね」と前置きしながら、


「まず大きさが違います。普通のワイバーンと比べ、約5倍くらいの大きさがあります。大きくなった分、当然ながら攻撃力も段違いに上がっています。ブレスによる攻撃の他に、鋭い牙による噛み付きや、かぎ爪による攻撃にも注意が必要です。それと巨大な翼で羽ばたくことによる風圧も要注意です。吹き飛ばされないよう注意して下さい」


 それを聞いたアタシ達は顔を見合わせた。


「あ、あのさ、私ちょっと矢を補充しておいてもいいかな? 実はさっきの戦いで、結構消費しちゃったんだよね」


 と、アリシアが言えば、


「あ、実はボクも。普通の矢を結構使っちゃってた」


 と、シルベスターが続き、


「俺達も投擲武器を何か買っておくか?」


「そうですね。備えあれば憂い無しってことで」


「私も賛成ですわ。魔法が効かない場合もありますしね」


 結局みんなして武器屋に寄ってから行くことにした。アタシ? ブーメランがあるから必要無いけど、一応見に行くよ。



◇◇◇



「殿下、これなんてどうです?」


「これは...トマホークか? 確かに投げるにはちょうどいい重さだな」


 殿下とエリオットはトマホークに決めたようだ。


「私はこれにしますわ」


「シャロン様、それって投擲用の槍ですか?」


「えぇ、この重さなら私でも投げられそうですわ」


 シャロン様は投擲競技用の槍に決めたようだ。


「お待たせ~」「みんなも決まったみたいだね」


 アリシアとシルベスターが矢を補充して戻って来た。


「良し。今度こそ準備万端整ったね。町長さんに聞いておいて良かったよ。それじゃあ」


 そこでアタシは、武器屋の壁の上の方に飾ってある物に目を惹かれた。すかさず店員さんに聞いてみる。


「すいません、あそこに飾ってあるのは銛ですか?」


「はい、大型の魔物退治用の銛になります」 


 前世で言う所の捕鯨で使うような大きな銛が飾ってあった。


「ねぇ、アリシア。あの銛扱えそう?」


「やってみる」


 アリシアが脚立を使って銛を手に取ってみた。


「うん、問題無さそう」


 軽々と持ち上げている。


「さすがは馬...力持ち。それも買って行こうか」


 危ない危ない...また馬鹿力って言いそうになったよ...


 取り敢えず今度こそ山に向かおうか。

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