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ちみっことドワーフの村 その15

誤字報告いつもありがとうございます。

 みんなそれぞれ攻撃魔法を放つ準備をする。


 ちなみにシルベスターは、一番得意な火魔法で殿下と一緒に攻撃するとのこと。準備が整った。


『『 ファイアーランス! 』』


 極太の火の槍が二本『ギガントロック』の胸元に突き刺さる! 続いて、


『アイススピアー!』


 氷で出来た鋭い銛が突き刺さる! 続いて、


『ウインドスクリュー!』


 風がドリルのように渦巻いて突き刺さる! 最後はアタシだ!


『ツリースパイク!』


 針のように尖った木の枝が突き刺さる!


 これでどうだ!


『ギガントロック』の胸元に大穴が開いた!


 ...だがまだ倒れない...核は胸元でもなかった!? じゃあどこに!? まさかとは思うけど...


「シルバ君! もしかして核って移動してない!?」


「す、すいません! 僕は戦ったことが無いので分かりません! ただ聞く所によると、今までこの『ギガントロック』を完全に倒した人は居ないそうです!」


 なるほど、そういうことか。確かにガルム族長は言ってたもんね。「試し斬り」にピッタリの相手だって。あれは倒すって意味じゃなく、言葉通りの意味だったってことか。


 戦ってみて武器の斬れ味を確認する。そして満足したら倒すことなく撤退する。今までの人達はそうやって来たんだろう。でもアタシ達は...


「みんな! そういうことらしいけど、どうする? 武器の斬れ味は確認できただろうから、このまま撤退する? それとも...」


「「「「「 倒すに決まってる! 」」」」」


 だよね! そう来なくっちゃ! ではまず核の位置確認なんだけど、


「シャロン様! 核の位置をスキャンすることって可能ですか?」


「なるほど! やってみますわ!」


『ギガントロック』の巨体を「空間」って考えれば、シャロン様の空間認知能力で何とかなるかなって思ったんだけど。どうかな? これが無理なら、それこそナギにも手伝って貰って、力業で全身を粉々にするくらいしか思い付かないんだけど。


「見えましたわ! 今は頭の位置にありますわ!」


 良し! 上手く行った! 


 『ギガントロック』は胸元の再生を終え、再び動き始めた。


「みんな! シャロン様の支持に従って攻撃して! シャロン様は攻撃に加わらず、みんなのナビをお願いします!」


「「「「「 応っ! 」」」」」


 その後は「右腕ですわ!」「今度は左足ですわ!」「頭に戻りましたわ!」などなどしばらくは、いたちごっこを繰り返していたが、最後は...


「胸元から動かなくなりましたわ!」


『ギガントロック』の方が根負けしたのか、核の移動が止まった!


 千載一遇のチャンス!


「みんな! 胸元に攻撃集中!」


 やがて核が破壊されたのか、『ギガントロック』が再生して来ることはなかった。


 ふぅ...やっと終わったね!

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