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ちみっことドワーフの村 その5

誤字報告いつもありがとうございます。

 冒険者ギルドの前にナギが降り立つと大騒ぎになった。

 

 ナギの存在を知ってはいても、実物を目の当たりにするのは初めての人がほとんどだろうから、あっという間に黒山の人集りになってしまった。


 アタシは集まっている人の中の1人に頼んで、ヒルダさんを呼びに行って貰った。飛んで来たヒルダさんが目を丸くする。


「み、ミナちゃん、これは一体どういうこと!?」


「実は...」


 アタシは事の経緯を掻い摘んで説明した。


「なるほど...そういうことだったのね...分かったわ。取り敢えずそれはギルドの裏にある解体場に運んで貰えるかしら」


「分かりました」


 ギルドの裏には、冒険者が獲って来た魔獣を解体する場所がある。大きい魔獣を扱うこともあるせいか、結構広い場所を取っている。そこにナギを誘導する。ヒルダさんがやって来た。


「ここでいいわ。下ろして貰える?」


「分かりました。少し離れて下さい。ナギ、そっと横に倒れながら下ろしてくれる?」


「キュイ!」


 ナギの体が横に倒れる。魔石擬きがそれに従って地面に落ちる。地響きを立てながら地面にめり込んで止まった。


「ナギ、ご苦労様。もう小さくなっていいよ?」


「キュイ!」


 小さくなったナギにおやつのジャーキーを与えていると、魔石擬きを観察していたヒルダさんが側に来た。


「え~と...まず何から言うべきかしらね...取り敢えずは依頼を達成してくれてありがとう」


「どういたしまして」


「それで持ち帰ってくれたアレなんだけど...」


「魔石じゃないんですか?」


「研究チームが言うには魔石じゃないみたいよ?」


「じゃあなんなんですか?」


「まだ分からないわ。調べるのにもうちょっと時間を頂戴?」


「分かりました。殿下達が戻って来るまでまだ時間も掛かるし、その間ギルドで待ってますね」


「えぇ、そうして頂戴」


 ギルドのバーカウンターでナギと遊びながら待つことにした。 



◇◇◇



「ミナ、今戻ったぞ!」


 みんなが戻って来たようだ。


「お疲れ様です。早かったですね?」


「あぁ、馬達には気の毒だったが、ほとんど休憩を取らずに走って来たからな。それでどうだった?」


「まだ鑑定中ですが、どうも魔石ではないようです」


「そうか。一体なんなんだろうな?」


 そこへちょうどヒルダさんがやって来た。


「お待たせ! 鑑定結果が出たわ! 驚かないでよ!」


 そこでいったんタメを作ったヒルダさん。


「なんと! アダマンタインだったわ!」


 アタシ達もいったんタメを作って、


「「「「「「 それなに? 」」」」」」


 だって知らないもん。

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