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朝日と木の葉と新しい日

作者: 夜朝

ビルの隙間から

おはようの合図

どこまでも真っ直ぐな

朝日は金色


並んだ街路樹

一本だけ陽に透けて

紅い葉っぱが

赤く光る


冷えたコンクリート

敷きつめた影の中で

そこだけきらめく

命の輝き


火よりももっと赤い色

金よりもっと黄金色

明日には落ちる木の葉としても

まぶしいくらい今 生きている


風は氷の気配を運んでくるけど

あの木の幹には温もりが宿る

くりかえし積もった雪も

あの木の根元から融けていくよ


朝日に包まれた木のそばに立って

冬の空気を深呼吸

新しい息吹を身体に入れたら

さあここから歩き出そう


赤い命が自分をめぐる

金の光が心に満ちる

昨夜の眠りで消え切らなかった

最後のわだかまりも青空へ放って


新しい一日が待っているから

さあここから始めよう


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