ザウスゼルスにて6
レジスタンスが要注意人物を三人教えてくれた。
郊外の屋敷にすむ夢想家。
研究所にいる脳出し小娘。
要塞を拠点とするナチス。
と、いうわけで郊外の屋敷にルシェは向かう。
ノックをして、その中から出てきたのは。
クラーク・アシュトン・スミスだった。
彼はラヴクラフト神話の申し子である。
二次創作に近い形でアーカムハウスを影で支えて、創立まで補助までしていた男だ。
なぜ、彼がここにいるのか。
「やぁ、ルシェ待ってたよ」
「さて、お前がなぜここにいるのか?」
「何を言ってる、『残骸領域』に捨てられたからさ、天寿を全うして死ぬだなんてラヴクラフト神話に関わったのなら、無理な噺だろ?」
「そうだな、どんな末路、いや、これは続きか、お前もまた異世界転移をしたのだな」
「そうなるね、君の息子のマッドサイエンティストなら、あの脳丸出しの小娘の所だ、どうやら恋人として、愛を育んでるらしい」
「そうか、それはよかった」
「歓迎するのは後回しだ」
「だな、お前も探索に協力しろ」
「そうだね、少しルール違反な気もするが」
「あぁ、この異世界はあくまでお前の著作なんだろ?」
「もちろん、しっかり神を気取れてるよ」




