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魔王の狂える脳髄
幻想的でそれでいて下劣な太鼓の音。
下劣な太鼓のくぐもった狂おしき連打と呪われたフルートのかぼそき単調な音色の只中。
それは、きっと、破綻だったと思う。
破滅ではない、しかし決別ではある。
夢の中で、僕はきっと白痴になっていた。
何も見えなかった、とことんまで盲目だ。
明かりが見えた。
そして肉がある。
大いなる魔女のダンピール。
それは幼児性を持った凶気。
不吉の開幕であり、今日から夢から覚めれば。
旅立ちの日であった。
狂双剣とフォールンエルフと妖刀使い。
その四人で僕達は城から出た。
転移魔法で近場の街へと移動。
さぁ、地獄のような冒険が始まった。




