さんすうも出来ないのか?
前回の林町(仮)が、窓枠に合わせてカーテンレールを切る事も出来ないと言うのは、果たして正解に寸法を測る事が出来ないのか、それとも測った寸法に合わせて加工することが出来なかったのか?
今となっては確かめようもありませんが、いずれにしても依頼された通りの物が作れないという事では対価を頂くことが出来ません。
そういう意味で、林町(仮)と同じかそれ以上に出来ない人を知っています。
名前を仮に“志那爺”としましょうか。
爺と言うだけあって、そろそろ年金を貰おうかというお年です。
某地方都市で“シート屋”の看板を掲げていた人ですが、この志那爺(仮)、シート加工の見本を持ち込んで
「この通りに作ってくれ」
と頼んでも見本通りに作る事が出来ません。
いや、100%毎回失敗するという訳でもないのでしょうが、不良率が高過ぎます。
164kの知る限り、一発で納まった試しがありません。
それから、「全く同じ物を3枚」と発注すると、必ず1枚寸法を間違えて作って来ます。
もう、どうしてそんな事になるのか見当も付きません。
単純な四角い物ならまだしも、切り込みや切り欠きが入るともうダメです。
正確に作って来た試しがありません。
2桁や3桁の足し算・引き算も出来ない事になってしまいます。
今回のサブタイトルはここから来ています。
こうなるともう、付きっきりで見ていないと加工させられません。
下請けにお願いするというのは、任せてしまえるからこそ価値があるのです。
自分が動ける時間を確保出来ないのなら、頼まない方が良くなってしまいます。
そんなんでよく生計を立てられているな、と思うでしょう?
立てられてなんかいるものですか。家賃を滞納し過ぎて、住んでいた家を追い出されてしまいました。
その後、この志那爺(仮)がどこへ行ったかというと、164kのアパートの隣の部屋に居たりします。
なんでそんな事になっているのかは、その他の経緯も含めて次回またお話する事にしましょう。