それは必要な物なのか?
前回話題にした例のアルバイト、名前を仮に[鵜キョン]としましょうか。
入社したのは164kと幾日も違いません。
当時、日勤は人数が足りていると言う事で、夜勤しか募集していなかったんです。
でもこの鵜キョン(仮)、速攻で夜勤から外されました。
理由は1回目で書いた通りです。
「何をやらかしてくれるか分からないから、社員の監視の下でないと使えない」
バイト二人だけで廻す夜勤では、おっかなくてシフトに入れられません。
このあたりは、164kが早々に
「忙しい土日祝日やその前日に放り込んでも大丈夫そうだ」
と評価されたのと対照的ですね。
事業所として人が足りている訳では無いので、日勤から1人交替で夜勤に入ってもらうなどで廻す事にして、とりあえず鵜キョン(仮)は日勤で使ってみる事にしたようです。
そうすると、朝晩のシフト交替の時などで接点ができる訳ですが、鵜キョン(仮)がシフトに入っていた日は休憩室にガンプラが置いてあったりする訳です。
限定版クリア成型モデルの1/144RX-78とか。
なんと言うかねぇ、
「おおっ、スゲーじゃん!!」
とか言って欲しいらしいのは何となく解ります。
でもねェ、それの希少性を一目で気付いてくれる人なんてほとんどいないぞ?
それに、職場に持ち込んで良いものなのかよ、それって?
挙げ句の果てに
「ビームサーベルがどっかへ行っちゃった?!」
とか騒いでるし。
別の時には、剥き出しの塗装済みガンプラを素手でひっ掴んで先輩アルバイトと話をしているのを見かけました。
後から聞いた処によると、
「自分で色とか塗ってるんですか?それ。」
と声を掛けたんだそうです。
声を掛けた方は、『持って来ない方が良いんじゃないか?』と言いたかったらしいです。
で、そう声を掛けられた鵜キョンが何を言い始めたかと言うと、
「いやあ、やっぱり自分なりにきれいに仕上げたいじゃないですか、プロとしては。」
から始まって、自己流プラモ談義を一腐り。
いや、あのね?
ヤフオクで93万円で落札されたRX-93みたいなのを作れるんならプロを自称したって構わないんだけど、全くそんなレベルじゃ無い訳です。
それに、プラモ作りで収入を得ている訳でもありません。
もっとも、それで生計を立てられるならこんな場末のサービス業でアルバイトなんかしていないでしょうけれど。
とにかく、注目されたいのは分かるんだけど、実力が伴わない上に方向性が丸っきり明後日だと言う。
それが、鵜キョンクォリティ。
誤解を怖れずに言い切ってしまえば、それが鵜キョンと言う人物の全てを表しています。
当然の事ながら、彼のこの性質はいろんな所でトラブルの基になります。
次回以降、具体例を挙げながらお話しして行きましょう。