半人前ならまだましだ?
ただの半人前というのなら、周りがいくらかずつフォローしてやれば事は足ります。
でもこれが、
「何をやらかしてくれるか分からないから常に監視していなければならない」
という事になると、まるごと一人分+αの余分な仕事を周りがしなければならない事になりますね。
だから、
「半人前どころかマイナスだ!」
と言われてしまうのです。
人手の足りない職場にこういう人が混ざっていると、いつか致命的なトラブルを起こすのではないかと気が気ではありません。
特に、否応なしに少人数で廻さなくてはならないサービス業の夜勤なんかではおっかなくて使えません。
例えば、吉野家とかすき家などは、深夜から明け方まではキッチンもフロアも一人で廻します。
これを“ワンオペ”と言いますが、当然の事ながらこんな人にワンオペなんてやらせられません。
例えば、コンビニエンスストアやカラオケボックス、24時間営業のレンタカーなどは最低二人のシフトが基本です。
でも、マイナスな働きぶりの人と組まされる相方の負担が大きくなりすぎです。
はっきり言ってこういう人には居て貰わない方がましです。
でも、頭数を揃えなければ仕事その物が始められないとなると、居るだけマイナスな人でもなかなか切る訳にも行かないようです。
「面接の時点で弾いておけよ?」
と思わなくもないですが、採用・不採用の判断をするのは現場の人じゃ無かったりしますからねぇ。
意外といろんな職場に混じってますよ?こういう人。
この作品では、居るだけマイナスな人の実例と、なぜ彼らがそんな風になってしまうかとか彼らとの付き合い方について綴って行きます。