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精霊の守り人(小説)

 大学に入り、授業中暇だな〜と思っていたら、この本に出会いました。個人的に、あまりここのサイトの主流であるファンタジーは読む気がせず、(もちろん好きな作品はあるが)どうせならちゃんとしたものを読もうとした結果です。

 まずは最初に、私はこの本に出会えて感謝しています。こんなレベルの作品が児童文庫(だったような気がする)だなんて驚きです。けっこう難しいような気がするのに、子供は読むのでしょうか。


 新ヨゴ皇国の第二皇太子であるチャグムが、その地に雨をもたらすとされる水妖の卵を産みつけられ、精霊の守り人と呼ばれる存在となる。水妖の卵は穢れとされ、チャグムは父である帝から命を狙われることとなる。そしてチャグムの母である二ノ妃は、女用心棒であるバルサにチャグムを護るよう依頼する。

 とまあ、こんな感じで物語は始まります。

 いやしかし、キャラクター、ストーリー、なにをとっても文句なしでした。

 女性で用心棒、しかもアラサーの主人公はなかなかいないと思います。しかも、ただ無駄にキャラ付けしてあるわけではなく、とにかくバルサが格好良い。ただ戦闘シーンが格好良いといった話ではなく、その生き方、というか人間的に素晴らしい。プロフェッショナルな主人公としての姿を描ききっていると思いました。

 そして第二の主人公ともいえるチャグム、世間知らずな皇太子から一人の男として成長していく姿には、涙を誘われることもあります。(正直泣きました)


 読み終わった瞬間、あなたは思うでしょう。「ああ、終わってしまった……」

 でもご安心を。シリーズ化されていますので。


 ついでにアニメ化もされています。NHKが気合いをいれて作っただけあって、音楽も絵も、非常に美しい。アニメ化成功の良い例であると思います。


 ぜひどちらもご堪能ください。


 あ、小説は新潮社です。

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