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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

バッテリー残量を把握できる能力みたいな話

作者: 孤独

「分かりません(3重、4重の意味で)」


……頭を抱えてしまった。あまりのイライラに寝不足になるんだから、いい加減にして欲しいと思います。睡眠時間を削ってくるんじゃない。

何人で会議をされているのか分かりませんけれど、ちょくちょくと、……体のいい言葉で、『”慣れ”があってはいけない』、みたいな感じで言われるんですが。


「これおかしいよな?どーして、現場に伝わるまで、誰も気付かなかったの?」


その会議の風景を一番見てみたいです。交通事故を防止するため、熱中症の対策の動画やアンケートをするんじゃなくて、……あんた達はどんな話し合いで、こーいうことを決めているのですか?


新キャラを不本意ながらご用意するのは、正直、自分のこだわりに反するんですがね……。



◇         ◇



新キャラの名前を決める時は、咄嗟に浮かんだ言葉や名前とかがある。


「ええー!?藤田が来るのかよ!?」


クレーム挙げてきた奴の名前をそのまま流用しますわ。舐めたこと抜かしやがったんで。


「”交通事故のプロ”、藤田がここにれるのかよ!?」

「大丈夫だ。今日は電車で来るそうだ」


バックボーンはどうしようかと思ったが、……騒ぎになるちょっと前のネタの方にしようかなって思います。ホントにあいつ等、……大変なのは重々分かっていますが、結果が出なきゃなんのためにおんねんってお話です。


「「「来るんじゃねぇーよ!!」」」



まともな方達もいるんですが、どうしようもないくらい、ヤバイ奴もいるんでね。


「す、住吉のクズじゃダメだったんですか?」

「あいつは部長としてクズなだけで、こーいう面を奴がしているのならば……住吉がその上を行くと思うし、さすがに……なぁ」


住吉部長のモデルになってる方が、交通関係に属していたら、もう、おしめぇーだよ。幸いにも営業関係の方だから、外して頂きます。(営業にも失礼だな、あれはただの馬鹿だし)


「「あぁ~……憂鬱~……」」


山口部長と蓮山部長が、揃ってため息をつく。

もちろん、その人を知ってる現場の配達員達もすげー、嫌そうな顔する。

現場の困った事を改善する年もあれば、混乱させる年もあります。そして、今年は後者であり……新キャラをご用意するに当たって、


「日常点呼はしっかりしてますか!?交通事故の恐ろしさを学んでください!!」


交通関係に五月蠅い役者が欲しくなりました。


「来たよ、藤田……住吉よりか10倍マシだけど」

「あの人は言ってることはまぁまぁ分かるんですけどね」

「お前が言うなよって感じ」


”監査の人”って感じてくれればいいでしょうか?たまに顔を出してくるんですが、ホントに仕事を見てるだけで邪魔なんですけど。余計な事を閃いて、広める方がご迷惑なんですが。


「日常点呼をしっかりチェックしますからね!!」


これ、2か月ごとに、少しずつやり方が変わっていくんですが。結局、やってる事が変わらないのと、今回ばかしはどーやってその点呼に行き着いたのか、問いたいのですが?謝罪の一言とそれは不要でしたって、言えば楽になるんですが。


「おはようございます!日常点呼を開始します!」

「へいへい」


読者に分かりやすく日常点呼の風景をザックリと(朝のやり方)。


1.アルコールチェック   配達員と点呼執行者、邪魔する監視役の3名で行います

2.運転免許証の確認    配達員は運転免許証を机に置いて、点呼執行者がそれをとって両面確認

3.健康状態の確認。   睡眠時間、疲労疾病、怪我の有無の確認、薬の服用の確認

4.高齢者運転である事の確認

5.身嗜みのチェック

6.車やバイクの鍵を受領をする   その後、車やバイクの点検に行く。



という流れである。

自分は酒飲まないし、不健康でも仕事しろって言われるので、2番と6番だけで十分なんですけれどね。


「ふむ……」


やべぇ、藤田の野郎!!余計なこと考えてる顔になってやがる。


「藤田さん。なに余計な事を考えているんですか?」

「山口部長。やはり、あなたがいると現場がしっかりしますね。しかし、確実な点呼はもっとできるはずです!」


お前等どんだけ点呼してぇんだよ。アルコールチェッカーと毎朝キスでもしてろ、ボケがぁ。


「私に教えて欲しいですね。藤田さん」

「は、は、は、は、蓮山部長……ははは」

「教・え・ろ。生きて家族に会いたいですよね?……ここから出られると思ってるのか?」


蓮山部長の脅し&こーいう馬鹿な奴の惹きつけをし、山口部長をフリーにさせ、現場に対して余計な口出しを阻止する。上役は思い付きが多く、現場からの批判なんて聞きもしないから、こーいうクッションみたいな中間管理職は大事なのである。

とはいえ、そんな浅い考えを


「NO」


と言っても、彼等はどんな会議をしているか知らんけど、数で決まってしまうのであれば、しっかりと話し合ってるのかを問いたいのである。こっちとしてはだ。


「お、お邪魔しました~……今日のことはちゃんと話し合います」

「話すのは勝手ですが、先走って指示をされないようにしてくださいね?毎度毎度」


と、蓮山部長は念入りに伝えたのであるが……。結局は無駄だったようだ(ウチは無視すればいいけど)



◇        ◇


……どー話せばいいんだろうか。子供に話すような感じなのは、イラッ……とくる。

車はガソリンだろうが、EV(電気)だろうが、関係なく。動力が必要なわけで……今回は、ガソリン車の方に対するご意見をもらったんですが。

イラッと来るんじゃないな。あなたの頭は大丈夫ですか?と確認をとるんですが。


「これから点呼を終えて、点検に行くんだが?」


6項目の点検内容を示されたのですが、そこに追加項目がされたみたいですが……。どーして現場に降ろす前に気付かないの?っと再三言いますし、あなた達はホントに交通のプロなんですか?って確認するんですが



「ほわああっぁぁあぁーーー!!あああっぁーーー!!」

「藤田なにしてんの?」

「しょえええーーーー!!ほーーーーっ!!」

「お前、バイクの車庫でなにしてんだ?」



藤田、奇声を挙げながら、電源を入れていないバイクに向かって念じているかのようだった……。

でも、実際に。それをやるためにはこんな念動力に頼らないといけないような話だ。マジで何を考えてたんだろ?



「……くっ!!私にはまだ足りていないようだ!!1000万あれば、きっとできるんだ!!1度で日常点呼ができる方法が!!」

「そんな金は要らねぇだろ!!」

「どれだけ搾取するつもりですか!?余計な事しか思いつかないのに!!」

「まだまだ!!ほわたあああぁぁーーー!!いよぉおぉーーー!!」


山口部長と蓮山部長がキレマークを出す辺り。無視することになるだろうお話だ。

7つ目に入った、追加項目が何か分かるでしょうか?EVの方は必要ないのですが、ガソリン車には必要な項目となります。



カチッ



ブルウウゥゥンッ



「はい、分かった」

「そうですね。……藤田。そろそろ、配達員の業務になるから、上に来なさい」

「しょわーーーー!!ほわーーーーー!!!」


山口部長や蓮山部長がやれば、2・3秒で終わる話である。点呼で確認する必要がないし、バイクや車が減らされているんで、固定車というのはない方だっているんです。というか、交通事故などでの修理があって、いつも乗務しているのが使えない時もあるんですよ。



「ぶわははははーーーー!!」


藤田の顔が……早いとこ、答えをオープンしてーーって顔になって来たのですが。


「あー、バカらしいバカらしい」

「たぶん、上のプライドって奴です。もうこーなったら、やってみろよって話ですよ」

「みんなには変な人が車庫にいるけど、気にするなって言わないとな」


その追加項目のミスにホントに気付いてないのか、それを取り消すのが恥ずかしいのか、知らないが



「山口部長ーーー!!蓮山部長も久しぶり!!」

「「げぇっ!!住吉!!存在が不要な癖に唐突に来やがった!!」」



あるいはできますよって!笑顔で言ってしまう馬鹿が、そう。……住吉元部長みたいなゴミクズである。


「聞いたかなー?日常点呼における追加項目の件なんだけど」

「あれは意味ねぇーだろ!!つーか、できねぇーって言ってるだろうが!!」

「矛盾してることにご理解されてないので?」


現実的にはできるのである。ただし、それは山口部長が言うように、”意味がないし”、蓮山部長がいうように”、矛盾してるし”……藤田さんが『ほわあわああーーー』とか奇声を挙げながら、やる話であり。……現実的にできるやり方として



ピッ


フーーーーッ


「よし!アルコールチェック、良し!!運転免許証の確認良し!!」


プスッ


「おしっ!!住吉は気絶しました!良し!!」

「さ、さすが蓮山部長だ。眠らせる薬品をロッカーに入れていたのか」

「ただの猛獣用です。義娘むすめがそーいうのとお友達ですんで」


住吉を眠らせた事で”こと”を回避しましたが。実際に、成す場合は、残念ながら住吉が正しいのです。

その追加項目をするために


「朝の日常点呼を2回もするのはどーいうことなんだよ(しかも、やってから2分後にもう1回だぞ)」


それをやるためには日常点呼を2回やる羽目になるんです。しないとなると、


「はばばばあーーーー!!」


藤田のように奇声をあげる必要があります。

追加項目の”7”が……位置的には”5”の身嗜みと”6の鍵の授受”の間に入る必要があるんですが、その確認をするには、”6”は終わってないといけないんですよね。

”6”の鍵の授受が終わらないと、”7”の追加項目ができないんですけど。”7”の確認が終わってないと、”6”の鍵の授受ができないように、……なんか改変されてるんですよね。

なので、住吉がやったように……1度、日常点呼をし終えたら、……車両の点検に行き、……”7”の追加項目を確認した後、……もう一度、1から日常点呼をすることになるんですよ。


「「意味分からん」」


なぜ、その追加項目をしたのか分かりませんが。


「ほわあああぁぁーーーー(早く答えを言ってーー)」

「なにあの人、超怖いんですが」

「車庫に変な人います……」


藤田は奇声をあげていますが、他の点検に来た方達は


カチッ



ブルウウゥゥンッ



山口部長達と同様に、2・3秒で分かってしまうことである。鍵を持ってれば、2・3秒だ。


「ガソリン持ちそうだわー」

「俺は今日、入れに行かないとなー」


こんな感じで今日の配達プランを立てるのである。


「ふんぬぬぬぬぬーーーーーー!!(いつまで俺は続けるんだーー?)」


分かるまでやれよ。(嫌がらせ)

日常点呼の追加項目。やれるならやってくれませんかと、言いたいものです。

ようやく答えです。どうぞ、山口部長と蓮山部長


「車両点検もしてねぇーのに、追加項目、”ガソリンやEVの充電はしっかりできているかのどうかの確認”を、日常点呼の欄に入れるんじゃない。鍵を授受しないと分からない事を、必要項目にするな」

「もっと正確に言うと、”ガソリン車は給油のカードが必要かどうか”(要は点検しないと分からない)。これを日常点呼の内に確認をとるのは、おかしい話ですし。確認がとれてなかったら、こちらの点呼不実施になるのはどーいうことなんです?って事です」


なので、実際に現実的にこれをクリアするには、住吉がやるように……意味不明だけど、2回も日常点呼をするか。藤田がやってるように、超常的なパワーを使って、エンジンをかけないでガソリンが必要かどうかを把握しなきゃいけないんです……。





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