平和な時代と子供の国
子供のためにある、小さな国。
子供の国。
大人になれない状態の、弱いままの子供達が、たくさん遊ぶ場所。
「子供たちは、たくさん遊んでから、満たされて大人になるべきなのです」
そこは、子供を見守る成長の神様達が、そう思って頑張った結果、作られた場所。
その国に拾われた子供達は、遊園地とか公園とかでたくさん遊んでいく。
神様はおもちゃを用意したり、怪我をしないように見守ったりで大変。
「でも、今はそんなんに忙しくないですよ」
神様は子供たちを見守りながら続ける。
「戦争があった時代に比べたら。今の時代は、遊び足りない供達が発生する事がうんと少なくなりましたから」