八方美人とは。
「○○○○ってさ、八方美人だよね!」
「はっぽーびじん…?」
これは、小学一年生の頃に、友人に言われた一言。何故こんなだいぶ古い記憶を、ある程度大人になって思い出したのかわからないけど、ふと思い出して。
その頃は「八方美人」という言葉なんて知らない。「美人」という言葉を知っていたら、「美人って言ってくれてるのー♪」と喜ぶかもだけど、「美人」という言葉さえ知らなかった。
なので、その言葉を受け取りながら、頭の中では「???なにそれ」となっていた記憶がある。
その記憶をふと思い出した、ある日。
「あれ?『八方美人』ってあまりいい意味じゃなかったような…?」
調べてみると…
『八方美人』
・だれからも悪く思われないように、要領よく人とつきあってゆく人。
・「誰とでも上手に付き合う」くらいのポジティブな意味合いでも使える。
・昨今ではもっぱら「どの方向から見ても美人(に見せようとしている)」という皮肉や非難のニュアンスを込めた意味合いで用いられることが多い。
……う~ん、あまりいい言葉ではない?
けど、これは小学生の頃の話。
子供の頃って、その言葉の意味をあまり理解しないでノリで使ってたじゃないですか。例えば、アニメや漫画で見た聞いた言葉を、マイブームで言いまくって…その言葉が実は、お卑猥な言葉だった…とか。
成長して、あの時の使っていた言葉の意味を理解して「うわー!なんであの頃、あの言葉をめっちゃ連呼してたんだろーヽ(;゜;Д;゜;; )ギャァァァ」
と、恥ずか死&黒歴史になったりしがちだし。…いや、それは私だけなのかしらん?
て言うか私も今思い出したけど、いい意味で使ってた言葉が、実は悪い意味だった…って言うのもあったな。たぶんそれと同じだ。
その子はきっと、私のことを褒めてくれてた…と思いたい。いや、友達を悪く言う子じゃなかったから、きっと、いい意味で言ってくれてたんだなぁ…って、思う(笑)
ただ、まあ「だれからも悪く思われないように、要領よく人とつきあってゆく人。」って言う感じはあったな~と。…要領はあまりよくないけども。
人に良く思われたい、とは思っていた気がする。
そして今は「嫌われてもいいから、ある程度自由にやろ~」をモットーに生存しています(笑)
という「八方美人」エピソードでした。
優しい人だったから、きっと褒め言葉として使ってたと思うけど。
それよりも、そういう他愛ないシーンって、ちゃんと記憶にインプットされてるんだなぁと言うことがすごい(私はそれまで、そのシーンが全く記憶になく、ある日ふと思い出されたのでした)。




