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落とせ!難攻不落の姫路城!!101

「どう言う事ですか!」


沙織が立ち上がり、宇迦之御魂大神を睨む。

それを見て側近が宇迦之御魂大神の前に出る。


キリッとした顔で沙織を威嚇するが、未だに亀甲縛りで吊るされたままだ。それなのに一体どうやって移動しているのか。つっこみどころが多くてみんな笑いを堪えるのに必死だ。怒っている沙織でさえ少し肩が震えている。


「これこれ二人共落ち着かんか。沙織よ、誰も攫ったりせん。安心せよ。お主も前に出ずともよい。無礼講じゃと言うたじゃろ」


「はっ。申し訳ありません」


側近は下がり、また宇迦之御魂大神の横に吊られた状態で待機する。必死に必死に笑いをこらえる。


「ワシのもう一つの目的それは・・・」


宇迦之御魂大神は沙織達を一人一人見て回る。そして一人の前に視線が止まる。


「サヤカーンお主じゃ」


「えっサヤカッスか!?沙織さんじゃないんスか?」


「お主で間違いないサヤカーンよ。さっきも言うたの。お主に言われなくても修行を受けてもらうつもりじゃったと。おっと沙織よ、安心するが良い。その時は何故サヤカーンに修行が必要なのか。道真も交えてお主達に話すつもりじゃったからの。ワシに人の子をさらう趣味などない」


沙織はホッと胸をなで下ろし、再び問う。


「その理由とは何ですか?」


沙織の問いに宇迦之御魂大神のみならず側近も苦い顔をする。鎖が食い込んで痛いのかと疑ってしまうがそうではないらしい。強大な力を持つ二柱の神がそこまで危惧する事などあるのかと一同冷や汗が流れる。そして意を決したように宇迦之御魂大神が口を開く。


「神魔千年大戦じゃ」


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