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落とせ!難攻不落の姫路城!!98

そんな事を言われてもと皆が思っている中、アポロは宇迦之御魂大神に優しく撫でられて遠慮なく喉をゴロゴロと鳴らしている。そんな姿をみて気持ちが楽になったアダムが言う。


「おっ女だったんだな」


「そうじゃぞアダム、化物とはひどいぞ。傷ついたぞ。他にも人に害を与えるからお前はガイでいいッスとか言われたしの~。、リスペクトする事を知らない馬鹿とも言われたし、金玉を潰すとも、ハァ~~~~~~~~~心も身体も傷物にされたの~~」


サヤカは息をしていない。サヤカのその青白い顔に宇迦之御魂大神は笑う。


「ホホホッ冗談じゃ皆の者。気にするでない。楽しい時間じゃった。ただこの姿だとコレが邪魔じゃろ?」


宇迦之御魂大神は自身の大きな胸を指して言う。


「サオリンに分けてあげて欲しいくらいあるな」


沙織がアダムの頭を地面に思いっきり叩き付ける。


「アンタはもう少しひれ伏してなさい!」


「ホッホッホッお主達は良いコンビじゃな。アダム、お主が沙織を斬る姿!ワシは興奮したぞ。お主の心の揺れ動く様なぞ・・・あ~~~なんと可愛らしい~♡。最期にはキチッと仕事をこなすところも良かったぞホホホッ」


「かっかかかかか勝手に俺の心を読むんじゃねえよ。そっそんなんじゃねえし!」


宇迦之御魂大神はアダムの狼狽えようを見て機嫌良く笑う。


「沙織よ、凄かったのうあの捕縛術。ほれ、西九女王様というやつじゃ」


「そうだろ!サオリンに亀甲縛りが最強に抜け出せない縛り方だと騙した甲斐が あっ!」


「ぎゃああああああ」


沙織は西九女王様を発動した。アダムは空から降ってきた鎖に絡め取られ、見事な亀甲縛りで吊られる


「うっ嘘だったのアダム!!あんたが絶対覚えておくべきだって言うから、めちゃくちゃ恥ずかしい思いしながら『女王様なら押さえておくべき亀甲縛り』って本を本屋さんに取り寄せて貰ったんじゃない!取りに行く時、てっ店員さんの目が痛かったんだからね!許さない絶対許さない!」


アダムをギリギリと締め付けながら、恥ずかしさのあまり沙織は半泣きになっている。


「勘弁してくれサオリーーン!!!」


「おお見事!見事じゃ!おいお主、ちょっとそこに立て」


「えっちょっと大神様?」


「ぎゃああああああああ何で私がこんな目にー」


側近は、迎えに来ただけなのに亀甲縛りで吊るされ、アダムと並べられる


「おお、良いではないか!良いではないか!そうじゃ!『西九女王様』に『亀甲縛鎖』を合成させれば精霊を半永久的に恥ずかしい姿で晒すことができるではないか。名前も関連性があるし良いではないか!良いではないか!ホッホッホッいい事を教えてもらったわ。その術の名をワシの名において正式に『稲荷式西九女王様』にしようではないか」


「はっ了解しました!すぐに登録します」


「しなくていいですから!吊るされたままで何言ってるんですか〜!!」


「何を言っているのだ西九条沙織よ。大神様直々に其方そなたの名を術に付けてもらうなど、こんな名誉な事はないぞ!」


「結構です!」


「まあまあ沙織よ。心配するな。登録したところで人の耳に入る事はあるまいよ。それとも沙織は稲荷術式に他にどんな術式があるか知っておるのか?」


「・・・知りません」


「では良いではないか。ワシはな沙織、この亀甲縛の鎖がきつく固く結ばれているように、其方そなた等と強い結び付きを感じておるのじゃ。ワシ等の友情の証として認めてくれんかの?」


「・・・は、はい」


「おお、そうか感謝するぞ沙織!」


沙織は、大神が良い話風に言ってるが、友情の証が亀甲縛りなんて何かやっぱりおかしいと思ったが、大神様にそこまで言われて断ることが出来なかった。

大天守最上階で沙織にかけた技、甲殻縛鎖を亀甲縛鎖に変えました。


僕勘違いしてました。亀のイメージだったのに、調べてみると、節足動物が〜〜と書いてたので。


亀の甲羅のイメージも浮かぶかもしれませんが、カニをイメージする人が多いかと思ったので。

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