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落とせ!難攻不落の姫路城!!⑨

「ハッハッハッ二人共頼もしいことこの上ない。ただ二人共ここは某に免じて引いて貰えぬか?衛生兵の某が治療をするのは戦が始まってからにして欲しいのじゃが」


「失礼しました清本殿!」


「過去の事で少し熱くなりすぎました。申し訳ありませんでした」


「いやいや構わんですぞ。話を聞いて某、ますますこの戦に勝機をみましたぞ。ウィング殿、そなたにはこの合戦の露払いに任命したいと思いますがいかがですかな」


「この私を大将軍の露払いに任命してくれるのですか!?勿論喜んでお受け致します」


「ウィング殿ならそう言ってくれると思っておりましたぞ」


清本とウィングはがっちりと握手をする。

その後、清本はサヤカに向き直る。


「軍師殿、ウィング殿にこの戦の一番槍を任せたいと思うがどうか?ウィング殿が強いという事のお墨付きはある方から頂いております。集団戦が得意ということも。ならば合戦という舞台はぴったりではござらんか。それにどのような戦い方をするのか確認する必要もありましょう。さらに先程の汚名をそそぐ機会を与え士気を高めるのもいいのでは?」


「うむ、清本殿の言う事も至極もっともッス。ウィング!アリタンにただの痴漢ではないということを見せてやるッスよ」


「痴漢じゃない!そこ一番大事!しかしこの私に一番槍の名誉を頂けるとは!お任せ下さい清本殿、サヤカ殿!必ずやこのウィングが敵の度肝を抜いて見せますぞ!」


「頼みましたぞウィング殿。それとウィング殿も某のことは清本とお呼び下され。さあこれで姫路城を攻め落とすメンバー全員が揃いましたぞ。それではこれからご飯でも食べましょうぞ。その後、作戦会議をしましょう。ただ作戦会議は素人の某達がいては話が進まないでしょうから遠慮させて貰います。もし、何か必要な物があればこの浅見にお言い付け下さい。できる限り用意させますので。それではすみませんが某は仕事がありますので少しの間失礼します。終わり次第すぐに合流しますからなワハハハハハッ」


全員がホテルのレストランに移動する最中に、白百合が清本に呼び止められる。


「どうかしましたか清本殿」


「白百合殿、一つお願いしたい事があるんじゃが」


「ええ、仰ってください」


清本は白百合に自分の想いを話す。


「えっ!?まあそれは可能ですが・・・良いんですか?」


「構いません。放っておけませんから」


「それではすぐに東九条家に連絡して準備させます」


「お願いします白百合殿」


清本はニコリと笑い、市庁舎に向かった。



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