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落とせ!難攻不落の姫路城!!①

どうもお久しぶりです。にこまるです。

私の物語を読んでくれている皆様方ありがとうございます。

そして8か月何も投稿しなくてごめんなさい。

書いていなかった訳ではないんです。毎日少しずつ書いていたんです。

このサイトに投稿している多くの方が、書いたものをドンドン投稿しているのを見ると羨ましいです。私は最後まで書かないと投稿出来ないタイプなんです。

そのことを分かっているのに今回書いた物語の文字数約19万文字!

馬鹿ですよね~!

自分で書いててこれいつ終わるのかな?って投げ出したくなりました。

いつも短編書くぞ!短編書くぞ!って思ってるのに・・・。


さて、今回のテーマはタイトルにあるように姫路城です。

物語の中の施設についての話は実話です。一応調べて書きました。

お城も***〔***は読んで頂ければ分かると思います〕も素晴らしくて良い街なので、

行ったことがない方はいつか訪れて欲しいと思います。


最後に、今回の物語はなかなか読みにくいかもしれません。でもそんなところは構わず読み飛ばしてください。大丈夫です!書いた本人が言うんだから大丈夫です!

皆さんが少しでも笑ってくれるように書いたつもりです。

コロナ疲れ、そしてオリンピックロスの皆さまの心の隙間を少しでも埋められますように。

それでは『落とせ!難攻不落の姫路城!!』をお楽しみください。


あと、ナイトのピッピの前に『未来へ』という話を8か月前に割り込みで入れたのですが、もし読んでいない方がいれば読んでいて欲しいです。少しですがこの中の話が出てきます。


コンッコンッ


当主の部屋を秘書 福嶋優希ふくしまゆうきがノックする。


「どうぞ~」


「失礼します」


「優希ちゃん、どうしたヨ?さっき今日の予定を確認したばかりネ」


「申し訳ありません。当主に急いで伝えて対処して欲しいとの依頼要請がありましたので報告に参りました。個人の依頼ではなく、自治体からの要請でしたので、直接当主のお考えを伺った方が良いと思いましたので」


「もう優希ちゃんったら、そんな堅苦しい言葉を使わないでいいヨ。もっとフランクにいこうヨ」


「いえ、秘書部の人間がそんな事をするわけにはいきません」


「もう、しょうがいないネ~。じゃあ用件を教えてヨ」


「はい、兵庫県姫路市からの依頼要請です。内容は、動物達がストライキを起こしているから何とかして欲しいとの事です」


「動物達がストライキ?面白いじゃないハハハハハッ」


「私も最初受付から聞いた時は笑ってしまったのですが、事態は深刻なようです」


「ハハハハハッ興味が出てきたネ!続けて続けて」


「はい、当主はもちろん世界文化遺産に登録されている姫路城をご存知ですよね?」


「当たり前ネ。何度も行ったことがあるヨ!」


「では城の敷地の中に動物園があるのをご存知ですか?」


「ああ知ってるヨ。ビックリしたネ。その中に小さな遊園地もあるし、こんなの城の敷地の中に作っていいの?って思ったヨ」


「当主のおっしゃる通り、姫路城の敷地の中にあるため色々と制約が多く様々な問題があるようなのです。そのため動物園の移転決議が承認されたのですが、その晩市長の枕元に多くの動物達の霊が現れ、こう言ったそうです。『我々は移動などせん。決議の破棄を要求する。もし要求に従わぬ場合、我々は姫路城を乗っ取ることになるじゃろう!』と」


「ストライキってそういう事ネ」


「市長も始めはバカバカしいと思っていたのですが、移転会議で多くの無視出来ない事が起こったそうです。プロジェクターがその会議の時だけ作動しない。会議室のドアが開かない。業者が金縛りにかかって会議に参加出来ない。移転の話をしただけでホワイトボードが宙を舞うなどしたようなのです」


「なかなか楽しい事やるじゃない」


「怒った市長は、動物園でお祓いをしたそうです。すると市長の頭に『よろしい、ならば合戦じゃ』と誰かの声が響いたと思うと、お祓いの為に用意した注連縄しめなわはブチブチと千切れ、供物は飛び散り、神主は気絶してしまったそうです。その日から、姫路城の開館時間が終わった後に巡回、掃除、点検をしようとすると『お化けが出た!』『幽霊が出た!』との目撃証言が相次ぎ、管理が出来なくなったそうです。もちろんそうなると城の入場にも影響が出ます。今、整備点検中という名目で城には誰も入らないようにしているそうで、一刻も早く当主に何とかして欲しいと市長が直接電話してきました」


「なるほどネ」


「どうしますか当主。私の見立てでは東九条家の主任がまとめるチームを二隊派遣させれば十分と思っているのですが」


「ハハハハハハッ優希ちゃん優希ちゃん駄目よ!全っ然駄目。可愛い私の部下達を全滅させる気?」


「えっ!?もっ申し訳ありません。出しゃばったことを言ってすみませんでした」

優希は深々と当主に頭を下げる。

「いいよいいよ優希ちゃん。しょうがないヨ。東九条家の主任レベルならそこそこ強い動物霊達でも対処可能。今回は場所が世界文化遺産の姫路城ということもあって、城を傷付けず鎮圧するために二隊の派遣を考えてくれたんだよネ。全然間違ってないヨ。でもね優希ちゃん、姫路城にはあの方がいるのヨ」


「あの方とは?」


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