表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
169/292

ナイトのピッピ 29

「アポロ、ピッピ!全力を出せ!」


「了解でしゅ」


アポロは、アダムの合図を聞いて、壁紙剥がしを敢行しようとしていたのを止め、木々を蹴り回転しながら降りていく。


アポロが落ちてくるのを待ち構えていた呪霊達は、突然のアポロの行動の変化に戸惑う。そうしている間にアポロが木々を蹴りながら落下してくる。


「こうでしゅかね?いやアポロの撹拌はもっと速いはずでしゅ。もっと、もっと・・・」


アポロは気づいていないが、それはアポロが以前、布団に入ってまで震えていた絵本の中のトラの行動と同じだ。


ホットケーキと言う事でアポロの気を逸らすアダムの戦略がここにも生きていた。


そして高速回転を続けるアポロが通った後には、バターのような濃密なオーラが充満していき、円の中にいた呪霊達は、圧迫され押し潰されていく。そしてアポロが地面についた時には、円の中央に呪いの残滓が残っているだけだった。


アポロは今までいた呪霊達はどこにいったのか?不思議に思ったが、考えてもアポロには分からなそうだったので、教えて貰おうとアダムの元に駆けていった。


呪いの本体が展開していた左翼の呪霊達は全滅した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ