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Extra『現代科学無双』

麦の髪の色をした肌の白い爆乳美少女と黒い長い髪の素晴らしく美しい幼女が仲良くケーキやシュークリーム、サンドイッチやらをつまんでいる。


爆乳美少女が幼女に切り出した。

「へへ、幼女様。私、こう見えても科学文明のある世界から転生した身。この未開の地に文明開化をもたらしたいと思います。そして呼吸をするが如くお金を儲けたい」


げへへ。


幼女が呆れて答える。

「よくもそんな欲望1000%の言葉を私に吐いてくれたな?」


これは汚れたおっさんの魂を持つ美少女オーセンエンデと、どうやらその仕える女神らしき幼女様の和やかな場だ。

会話の流れで現代科学無双の話になったのだった。


悪代官と越後屋さんみたいな調子で場を作って会話する。やってるとちょっと楽しい。


「で? お前はなにが出来る?」

と悪代官の幼女様が冷静なツッコミを始める。


「え?」

「言うてみよ」

「ちょっとwikiとグーグルを調べたいので幼女様のお力でアクセス出来るようになりませんか?」

「たわけ」


悪代官チョップされた。


「いてて・・・。とりあえず定番の手押しポンプあたりを始めようかと」


漫画で仕組み自体はよく知ってる。

あとネジとかスクリューで大儲けもいけるかな。


「すでにあるぞ」

「え? あ!」


額をぱしっと叩く。

これはうっかりだ。


「あー。そういえばMODの『飲み食いと睡眠』入れた関係で街に水飲み場MOD入れてましたー」


飲み食いと睡眠MODはゲーム中に飲食や睡眠が必要となる雰囲気MODだ。


これを導入すると食べ物やお酒の必要性、安全な寝床の需要が切実に必要になって凄いゲームが楽しくなるのだ。

そして派生MODの水飲み場MODは街中で簡単に水が手に入るようになるMODである。

井戸と手押しポンプのセットが各地に発生する。

このMODを導入してないと商人から飲み物を買うか、川まで行って飲むかの2択だ。



「便利であるな」

「簡単に水がでるんですよ! ロシア人なら持って帰るところですね!」

「ロシア人が居なくて良かったというものだ」

「そうですね。・・・この世界の科学技術ってどういうもんです?」

「お前がレーザー銃MODを導入してたら凄い事になってただろう。まあ、おそらく魔法の一種と変わらぬ扱いになっただろうが」

「自重しました」

「良いことだ」


ユーザーが作るMODは色んな物があるので宇宙船やらSF兵器も当然あるのだ。

世界観が壊れるので入れてない。

蒸気動力のレトロな機械は元ゲームでもドワーフ技術としてあるけど。



「ところでレーザー銃の仕組みってどうやるのです? おもちゃの光線銃だと赤外線カメラとフラッシュで誤魔化してたようですが?」



光線銃は銃口に仕込んだカメラが的の赤外線をキャッチしたら命中、という事をしてるのだ。

無論、兵器の仕組みではない。



「私に聞くな。だいたいお前の世界と物理法則自体も異なるのだ。考えるだけ無駄というものだぞ?」

「そんな! 人類の知恵を否定するのですか?」

「神話世代であるからな」

「うわ、古・・・」


ゆとり世代とかバブル世代みたいな調子でかましてくれた。



やれやれと幼女が2つの玉を取り出す。


「ここに同じ大きさで重さが異なる玉が2つある。

 鉄の玉と木の玉だ。

 同時に落とすとどちらが先に落ちる?」

「おお? ニュートン?

 ふふふ。幼女様、馬鹿にしてますね?

 同時に決まってるでしょう?」

「ん? そういう回答するとは意外であったな」



幼女が立ち上がって暗闇から大きな水槽を引っ張り出した。

すげー重そうなのに軽々と引きずってきたね。



「ほら同時に落とすぞ」

「ちょっとまってください。

 ・・・鉄の、重いほうが先に落ちます」

「どうしてそう思う?」

「水の中には浮力っていう奴があるんですよ!

 アルキメデスさんが発見したんですよ!

 こう、エレメーカって」

「ヘウレーカだ」

「そう、それ。・・・幼女様、いじわるしてます?」

「知的レベルが劣る者をからかうのは楽しい故に」

「ぐぬぬ!」

「水の外でもそうだ。こちらの世界はエーテルが大気に充満してる。故に物は重い方が先に落ちる」


幼女様が木の玉と鉄の玉を同時に落とした。

鉄の玉がほんの少し先に落ちる。


「・・・落下する時に鎧を脱いだら遅くなりそうですね」

「多少はな」


魔法の威力も両手で使えば上昇する現状だ。回転とかジャンプをすればさらに効果が倍増しそうだ。



「はあ。異世界転生ならではの現代科学無双がやりたかったのですけど、うまく行かないものですね・・・」

「菓子MODと温泉MODの導入は褒めてつかわすぞ。うん、美味美味」



幼女様がシュークリームを頬張りながらにっこり笑う。


(~~~~!!)

心の中のオーセンエンデ姫が悶える。


うん。現代幼女無双だね。



そして雑談しながら次の目的地、ロストコロニー(失われた入植地)の情報を仕入れるのであった。

予習、予習。

ぼちぼち次の章のプロットを考えてます。



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[良い点] >ぼちぼち次の章のプロットを考えてます。 わーい、続きがよめるー!
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