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近未来小説 少年少女  作者: Ken Ohnaka
8/11

1995年1月17日5時46分52秒

■少年少女 Episodic.11■


遡る時代……。

1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒兵庫県の淡路島北部沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、Mj7.3 の兵庫県南部地震が発生した……。


西宮市市街にある兵庫医大ホルモン培養センター集中管理棟のアンダーグランドでは童貞ホルモンと処女ホルモン分泌学の権威、仲井戸教授が中心となったホルモン培養の研究が、いよいよ最終段階に進んでいた。童貞の少年には睾丸で95%作られているテストステロンと呼ばれている男性ホルモンと、同じく処女の少女にも同様のエストロゲンと呼ぶ女性ホルモンが分泌している。その両方を抽出結合させて特殊培養装置を使い、ついにネオ高濃度ホルモンを完成したのであった。そして数カ月後、人類史上初の若返り可能なスーパー新薬が完成したのである。


仲井戸はマウスや猿の投与実験も終えて、仲井戸は自らの肉体で投与を開始した!最初の投与から数週間で効果は現れ、白髪混じりだった仲井戸の髪が黒くなってきた。再び投与すると肌の艶と張りが若返り、曲がっていた背筋も伸びてきた。仲井戸は鏡に映る己の姿にため息ついた…。


「なんと見違えるようだ…。今の私は、まるで20代前半ではないか!」


仲井戸は自分の若さを取り戻す欲にかられて三度投与した。しかし…?その投与が思わぬ結果になるとも知らずに。


三度の投与後!

仲井戸は激しい寒気と吐き気を覚えて、もがき苦しんだ。おぼつく足で高濃度酸素カプセルで横になると仲井戸は眠ってしまった。明け方近くに眼を覚ました仲井戸は、鏡に映る己の姿を見て驚愕の表情になる。


「おお〜…?なんといきなりの8歳児少年ではないか?」


その時である……。


大きな縦揺れと横揺れが同時に襲ってきた。

兵庫医大ホルモン培養センター集中管理棟のアンダーグランド施設Fullmoonは、轟音と激しい揺れで押し潰されそうだった。


8歳児の仲井戸は辛うじて起き上がると、四つん這いになって高濃度酸素カプセルから出る。


母胎内の羊水と同じ成分の深層海洋水で満たされいる0歳児から15歳の少年と少女達の36本の円柱形タンクも、2本を残して崩れ去っていた…。8歳児仲井戸はその2本に近づくとチューブから円柱形に送り込まれる純高濃度酸素の管を引き抜いて、深層海洋水も遮断する。


その2本の中には……?

二卵性双生児の少年で、もう一人は同じような顔をした少女だった。


「きっとこの二人が未来を作りあげる創造主なるだろう!」


8歳児仲井戸が2体を高濃度酸素カプセルに横たわせると、記憶誕生注射を腕に打つ…。


「これで今日から、この2体に記憶が生まれる!」


2体にクランケウェアを着せると、アンダーグラウンドの施設から数時間かけて地上に向かって行くのであった。


どうにか地上に出ると……。

そこは酷い有り様で自分自身の眼を疑った。どうにか駐車場に停めていた黒塗りのベンツにたどり着くと、2体を後部座席に横たわらせてイグニッションキーを回す。辛うじてエンジンが動き出すと黒塗りのベンツが向かったのが、西宮市内にある孤児施設…。幸い誰もいない玄関先に少年1体を座らせる!そして持っていたペンで、クランケウェアに名前を書き込む!


仲井少年と…。


8歳児仲井戸はすぐさま黒塗りベンツに乗り込み、東に向かった。数時間後、到着したのは難波日本橋の孤児施設だった……。玄関先に少女1体を横たわせると、同じように名前を書き込む!


仲井少女と…。


すぐさま西宮孤児施設に戻ると、少年1体はそこにはいなかった。恐らく施設の中にいるはずだと思いダッシュボードを開けて、注射器と記憶損失カプセルを取り出し自らの腕に打っのである……。


To be continue.

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