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近未来小説 少年少女  作者: Ken Ohnaka
4/11

同じ頃…少女少年は…。

⬛Episodic.5■


同じ頃……。

難波の新日本橋アンダーグランド。

少女少年と一風が地上界に続くチューブトンネル前のロッカーから紫外線防止のマイクロカーボン特殊スーツと、フランス軍の最新式ガスマスクを選んだ!二人乗りのドライブモーグルに乗り込むと、新日本橋の地上界コンビニエンスストアFamily heartにロックオンする!


激しい揺れとともに、身体がバラバラになりそうなのを必死で堪えていると……。

Family heartチューブトンネル出口に到達した。ドライブモーグルのハッチを開けると、Family heart通じるバックヤードに向かう。二人はバックヤードのドアを開けて店内にと侵入して行った……。


店内にはU●O3minutesのキラーウイルスによって、コンビニ店員や客の全員がもがき苦しんだ様子で死に絶えていた。


一風

「ねぇ〜。これからどうするの?」


少女少年

「そうねぇ〜。まず食料の確保は後回しにして、店内の端末機からスーパージェットバイクを拝借して兵庫医大に向かうのよ!」


少女少年は死に絶えていた客の財布から、

Family heart端末操作カードを抜き取った。

そして端末機にカードを挿入すると、

画面から移動手段を選ぶ!

そして次の画面からスーパージェットバイクをチョイスした。するとFamily heart前のパーキング地面が左右に開き出して、KAWA●AKI1500ccスーパージェットバイクのサイドカー付きが現れるのであった。


一風が端末機でチョイスしたイタリア軍戦闘ヘルメットを被り二人はFamily heartを後にした……。


ネオ堺筋線を北に向かう!

しばらく走っていると左手に吉●家牛●屋を一風が発見する。


一風

「ねぇ!私あれ食べてみたい!」


少女少年

「いいわよ!そういえば一風ずっと食べてみたいと言ってたわね!」


完璧なスライドターンを決めて、パーキングスペースにバイクを停める。店内に入ると、少女少年は慣れた手付きでメガ盛り汁だくと豚汁を作り上げた。一風は少女少年の流れるような仕事振りに驚きを隠せない……。


少女少年

「お待ちどうさま、一風!」


一風

「これが吉●家の●丼なのね!ワクワクする!」


少女少年が備え付けの生姜をたっぷり乗せて、さらに七味唐辛子をかける。見よう見まねで一風も同じようにする。


少女少年

「天におられる神々様!私達に血となり肉となる食を与えていただき心より感謝します!アーメン……」


少女少年と一風は、一心不乱に食べた!

まったく会話などをせず……。


一風

「あぁ〜、美味しかった!毎日でも食べたい気分よ!」


少女少年は奥にあるフリージングボックスから冷凍保存されている牛丼パックを見つけると、一風に手渡す……。


一風

「あら素敵!持っていっていいの?」

ケプラー素材のショルダーバッグに放り込むと、一風は歌い出した。


初めてのBeef bowl

夢なら覚めないで

二人だけのBeef bowl


あなたとBeef bowl

夢なら覚めないで

二人だけのBeef bowl


A day in the beef bowl party


少女少年

「あら……、なかなかいい歌ね!」


一風

「なんか嬉しくなって歌っちやった!」


二人は手を繋いでスキップしながら吉●家を後にする……。もう一度歌いながら!


スーパージェットバイクはネオ堺筋を北に向かう。旧土佐堀通の交差点近くで、一風が少女少年の耳元で囁いた。


一風

「お願い……。大阪城ホールに行って!」


一風の言葉に何かを感じた少女少年は、

レーサー顔負けの見事なドリフトを決めて

旧土佐堀筋を一路東に進む……。


To be continue.

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