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近未来小説 少年少女  作者: Ken Ohnaka
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交差するフォースとエモーション

■少年少女 Episodic.14■


兵庫医大ホルモン培養センター集中管理棟の石碑から地下に通じる階段を降りて行く二人。


ほんの数時間前には⤴少年少女と少年全部が、この階段を下って行ったのである。


一風

「ねぇ…?誰かのフォース感じる?」  


少女少年

「ええ!だんだん強くなっているわ!!」 


一風

「この地下に通じる扉はヴォイスロックされていたんだけど、先に降りていった誰かが解除したんでしょう?」


少女少年

「そのようね!」


一風

「なにか…特別なフォースを持っているの?その人物も?」


少女少年

「たぶん…私と同じフォースだと思うの!さっきからフォースのシンクロが強まっているわ!」


少女少年は不意に立ち止まると⤴身体を震わせながら急に古代ギリシャ語を呟き始めた。


少女少年

「将来 Μέλλοvメローン……?希望 èλπις エルピス……?将来 Μέλλονメローン……?希望 èλπις エルピス……?」


一風

「なに…?どうしたの?」


少女少年

「これなのかも……?将来Μέλλονメローンと

希望 èλπις エルピスの頭文字を繋げるとMeになる……!」


一風

「そうだけど……?」


少女少年

「Meを古代ギリシャ語で解析してみて!」


一風がマイセルフスクリーンで解析を試みる。すると!そこに現れたワードは?


Με λένε メ・レネ


一風

「ひょっとして⤴これがヴォイスロックを解除する暗号ワード…!?」


少女少年

「どうやらそのようね!」 


一風

「あなたと先に降りていった人物って⤴なにか…同じマインドを共通するエモーションを持ち合わしているのね!」


少女少年

「確信はしていないけど…どこかで繋がっているのは確かだと思うの⤴」


二人は次の扉の前に…!


一風

「この扉も開いているわ!どうやら網膜認証付きの扉だわ!」


少女少年

「一度扉を閉めて⤴一風!」


一風

「あなたの網膜認証で再び開けようと言うのね!いいわ!」


少女少年がモニターの前で呟きながら網膜認証をしてみると……。モニター画面に月の満ち欠けが満月から新月に移り行く映像が…。


先に降りていった少年少女が網膜認証して⤴映し出された月の満ち欠けとは反対の映像であった。そう少年少女の映像は新月から満月が移り行き⤴少女少年の映像は満月から新月だったのである!


この異なった月の満ち欠けは…一体なにを意味するのだろうか?


数時間前にFullmoon地下施設にたどり着いた⤴少年少女と少年全部は…その光景に息を呑んだ!


19XX年…西宮市市街にある兵庫医大ホルモン培養センター集中管理棟のアンダーグランドでは童貞ホルモン分泌学の権威⤴仲井戸教授が中心となった童貞ホルモン培養の研究がトップシークレットで進められていたのであった!


眼の前には! 


すべてが真っ白な壁で囲まれて36本の円柱形タンクに母胎内の羊水と同じ成分の深層海洋水で満たされていたのであったが、2本を除いて全て崩れ落ちていたのであった。


少年全部

「どうやら僕と君の出生の秘密が解き明かされる場所になるね!」


少年少女

「そのようだね!僕も同じこと考えていた!」


すると…少年少女が激しく身体全体を痙攣しながら言った!


少年少女

「身体が…焼けるように熱い………!」


少年少女は着ていた上着を脱ぐと⤴その背中には、左から右に向かって痣が浮かび上がる。


少年少女

「なにかが…僕を支配しようとしている⤵」

 

その痣が…少しづつ鮮明になって行く!


身悶えする少年少女!


その痣は…まさしく新月から満月に移り行く月の満ち欠けだったのである!


少年全部

「僕は⤴この時をずっと待っていたよ!きっと後からやって来るであろう⤴もう一人にも同じ現象が起こるから!」


少年少女

「…………どういう意味…………」


To be continue.


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