俺たちの普通の休日②
間開いちゃった
「はい、コンロと飯ごうの準備終わりっ!」
つ、疲れた。木炭あっためるのにすごい時間かかるし肉の解凍忘れるし。まあ俺がドジ踏みまくっただけなんだが。ちなみに俺がドジ踏んでる間嫁、娘たちは野菜を切ってくれていた。すでに切り分けられた野菜の山(比喩ではない)ができていた。ちなみに肉も15㎏程買ってきている。肉屋のおっちゃんのドン引き顔は傑作だった。
なぜこんなにあるかって?それはうちの家族がみなありえないほどの大食い揃いだからだ。俺以外全員長のつく大食い。嫁はさりげなく、大食いのチャンピオンブックで殿堂入りという結果を残しているし、息子どもは大食い店で出禁をくらうか大食いメニュー注文の自粛を強要されている。
「おやじ―、魚釣ってきたぞー」
「...たくさん釣ってきた」
「お、大漁...は?」
間の抜けた声が出たな。俺は悪くないぞ。バケツ4杯たっぷりに魚を詰め込んで帰ってきたこいつらが悪いだろ、どう考えても。こいつら加減ってものを知らないのか?
「誰が食うんだよ、これ...?」
「え?こんくらい余裕だろ?なあ?」
「余裕」
そこに娘どもと嫁が合流。
「わあ~!朝兄さまも月兄さまもたくさん釣ってきましたわね!」
「あはは~。すごい量」
「たくさん食べ物があって嬉しいですね、あなた?」
うん。もう何も言うまい。こんなにキラキラした顔で言われたらな。
「さて、さっそく焼くぞ!肉も野菜も魚ももってこい!」
こうして我が家のBBQは始まった。
―――――...
「ゲップ...もう食えねえ」
適当に横になりゲップをかます俺。来るときの1.3倍くらいに膨れた腹をさすりながら家族をチラ見...ガツガツ食ってやがる。化け物どもめ。
「あなた、大丈夫ですか?」
「食いすぎたわ。しばらく食べ物はみたくねえ。だから、その右手の持ってる山盛りの肉は向こうに置いて来てくれると嬉しい」
「うふふ。わかりました」
嫁よ、まだそんなに食えるんか...しばらく幸せそうな家族の姿を眺めたのち、俺の意識が落ちた。
亀ペースでごめんなさい。